法学部 自治行政学科
大庭 三枝 教授
Oba Mie

研究分野 国際関係論、国際政治学、アジア国際政治、地域統合・地域主義研究

出身地/東京都大田区出身、世田谷区育ち
生年/1968年
家族構成/夫と二人暮らし
子供の頃の夢/小説家、物書きになること
尊敬する人/勝海舟
愛読書/雑食系なので割となんでも読みますが、歴史に関する書籍、料理のレシピ本や料理に関する本が特に好き。昔は小松左京や豊田有恒、筒井康隆、星新一などSFもよく読んでました。新潮文庫版ヘルマン・ヘッセ『デミアン』『知と愛』は未だに捨てられません。最近じわじわ増えているのは鉄道関係および日本中世史の書籍です。
趣味/食べること、料理、昔のテレビ番組や映画を鑑賞すること
休日の過ごし方/締め切りを気にしつつも趣味に勤しみがち
好きな音楽/1970年代のアメリカのポップ・ミュージック(ABBA、Earth, Wind & Fireなど)昔のドラマの主題歌、1970年代から90年代までのJ-Pop、クラシックではバッハとサン=サーンス。
好きなTV番組/NHK大河ドラマ、『相棒』、昔の刑事物、特撮。
好きな映画/鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』、庵野秀明監督『シン・ゴジラ』
好きな食べ物/お肉、特にステーキタルタル、魚もお刺身やカルパッチョが好き。
好きな国/結局母国である日本

法学部 自治行政学科 大庭 三枝 教授

世界は広く、そしてどんどん変化する。
「役に立つ」より「惹かれる」ことを学び、柔軟さを培う学生生活を。

私たちは国際社会の一部である

子どもの頃から日本の歴史や政治、社会情勢を扱った本、漫画、ドラマ、映画が大好きで、中学生ぐらいの頃からその興味の幅は海外にも広がっていきました。それが国際政治学・国際関係論を専門とすることに結びつきました。現在は、アジアの国際政治、特にこの地域における地域主義や地域協力、地域統合に関心があります。アジアには、アジア太平洋経済協力(APEC)や東南アジア諸国連合(ASEAN)などさまざまな地域制度があります。こうした地域制度が、アジア国際秩序や各国情勢とどのように連動しあっているのか、日本はどんな役割を果たしているのか、について研究をしています。関係各国を訪れて現地でインタビューや調査を行うことも多いですね。

国際政治学・国際関係論は国際社会の諸現象を対象とする学問です。国際社会や国際政治というと、自分たちとは遠い存在だと思われがちなようです。しかしながら私たちも、国際社会の一部です。誰でも、たとえイヤでも、どんな形であれ、国境を越えて伝播する経済の動向や海外の事件の影響から逃れることは、これだけグローバル化が進んだ時代においては不可能です。さらに大事なことは、国際社会のあり方に我々が影響されるだけではなく、私たちの行動や選択が国際社会のあり方に影響を及ぼしているということです。

戦争と平和、貧困と開発などというテーマは、日本で生活していると遠い世界の話と感じるかもしれませんが、実は我々の生きる世界とも深くつながる重要な事柄です。自分と一見関係のないように見えることが、実はそうではない、ということを知ることは、一つの大きな学びの入り口だと思います。

インターネットを通じて世界中とつながることができるようになり、世界のすべてが分かっているような気持ちになることもあるかもしれません。しかし、あなたが思っているよりも、世界はずっと広く、複雑です。大学で学ぶ一番の醍醐味は、自分が多くを「知らない」ことを思い知り、かつ「知らない世界を探検する」ことだと思います。

「役に立つ」より「惹かれること」を選んだほうがよい

技術革新が急速に進み、環境や価値観などが大きくしかもかなりのスピードで変化する現在において、今「役に立つ」ことが20年後もそうとは限らない。よって、今の自分の視野で判断して「役に立つ」と思うかどうかよりも、自分が本当に好きか、興味があるか、惹かれるか、という心の声の方を優先したほうがいいと思います。今現在の自分が「無駄」だと思っていたことが、10年後、20年後にいきてくる、俗にいう「役立つ」ということもあります。また年数と共に自分にとっての「役に立つ」ことが変化していくことも珍しくありません。

もちろん、今の自分が「役に立つ」と思えることに取り組むのも良いのですが、その「役に立つ」だろうという「見込み」は絶対ではないということを肝に銘じて取り組む必要があります。これはいわば「賭け」になります。同じ「賭け」なら、実入りだけではなくそれに取り組んでいる間の自分の充足感も得られるものを選んだほうがよいのではないか、と思うのです。

好きなこと、惹かれることを無理に一つに絞ることはありません。好きなことは好きなだけ追求しましょう。私は今でも興味関心があちこち広がりがちですが、好きなようにやることにしています。そしてたとえ好きなことが何かの成果に直結しなくても、好きなことに集中するという過程そのものがむしろとても大事な気がします。もしかしたら、何かのタイミングで10年後、20年後に思いもかけない形で芽吹いて何か具体的な成果を生み出すかもしれないけれど、それはおまけ、ぐらいに考えて、楽しむことを優先して欲しいですね。

変化の波を楽しみながらいきていくためには「学び」続けることが必要

これから日本も世界も大きな変革の時期を迎えると思います。そして自分を含め、人間もどんどんそれぞれ変化していくのです。それが「生きる」ということです。生きていく中で、思いもかけない出来事や、新しい価値観や考え方にぶつかっても、それをしなやかに受け止めて泳いでいけるような柔軟さを持ち続けるために、ますます「学び」続けることが重要になってくると思います。大学では、そうした「学び」の作法を身につけていただけたらなあと思います。

「見る猿・聞く猿・話す猿(叫ぶ猿かも?)」の置物
「見猿・聞か猿・言わ猿」のパロディ、「見る猿・聞く猿・話す猿(叫ぶ猿かも?)」の置物です。申年生まれの私が申年に見つけた置物。まさに私の座右の銘を体現したもの。どの年でもずっと部屋に飾っています

テングザルのぬいぐるみ
出張先でつい面白そうなぬいぐるみや置物を買ってしまうクセがあります。これはブルネイのお土産屋さんで見つけた、ブルネイの名物、テングザルのぬいぐるみです。残念ながら本物のテングザルは見そびれてしまったのですが