外国語学部 英語英文学科
バンキア ジョン ジェームズ 助教
Bankier John James

研究分野 言語習得、社会言語学、自立学習

出身地/ヨーク (イングランド)
生年/1980年
家族構成/妻、娘
趣味/ギター、料理
好きな音楽/ Sonic Youth、Gillian Welch、Queens of the Stone Age
好きなTV番組/『バフィー 〜恋する十字架〜』、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』、『新スタートレック」
好きな映画/『天才マックスの世界』、『ショーン・オブ・ザ・デッド』
好きな食べ物/インドカレー、タイ料理
好きな国/日本

外国語学部 英語英文学科 バンキア ジョン ジェームズ 助教

「完璧な英語」を目指さなくていい。
自分の英語に自信を持って、どんどんコミュニケーションを。

他力本願から脱して英語力を上げよう

私が研究しているのは、「社会的ネットワーク」です。16年前から日本で英語を教えているのですが、教室の中だけで勉強をしているのでは成長に限界があります。日本の大学生たちがどのように英語に触れているのかを調べてみると、英語に対して積極的な学生たちは、教室の外でも同じく英語を学ぶクラスメイトたちとよく顔を合わせていたのです。いわゆる「社会的ネットワーク」と呼ばれる人との繋がりに気が付きました。そのグループの結びつきが強いほど、自信を持って英語に接するようになっていたのです。一方、そうしたグループに所属しておらず、教室以外でほとんど英語に触れていない学生は、自分の英語に自信を持てない傾向にあります。「先生に聞かないと分からない」「どうせ自分の英語は通じないから……」と考えています。

実は、両者には英語力そのものの差はほとんどありません。ただ、「先生に聞けばいいや」と他力本願にしているのと、「自分でどうにかできる」と前向きに考えているのとでは、英語の吸収力に大きな違いがあります。学習者同士のグループが自信をつけ、その自信が英語習得の力になるのです。

間違えてもいい。自分の意見のあるコミュニケーションを

長く日本の学生に英語を教えていて、「完璧な英語」「ネイティブの英語」を目標にしている人が多いことに気が付きました。そして自分の出来なさに落ち込んで、学習をやめてしまう……。それはあまりもったいないことです。ネイティブを目指す意味は、もはやないと思います。世界で英語を使ってビジネスをしている人の多くは、英語ネイティブではないのですから。彼らは多少の発音の間違いなどは気にしていません。それよりも、「これを伝えたい」という気持ちの方が大切です。そもそも言語はコミュニケーションのためのツールです。話さなければ「完璧」になどなりません。私の授業でも、ただ聞くのではなく、話すことを重視した授業にしたいですね。

「英語が苦手」という学生が多いですが、実はそのような学生の多くが、文法をよく理解しています。自信がなかったり、コミュニケーションに慣れていなかったりするだけです。どんなに知識があっても、自分の意見を持っていなくてはコミュニケーションをとれません。「英語で自分を表現する」ことを練習していきましょう。

生身の触れ合いから経験値を高める

時間のある大学時代は、将来のことをじっくり考えてください。いろいろな人と会って考えて、「社会的ネットワーク」を広げてください。インターネットを使えば世界中の人とつながることのできる時代ですが、同時にぜひ生身の人との関係を大切にしてください。やはり、直接顔を合わせなければ得られないものもあります。

そして、大学は社会人になる準備をする時間でもあります。時間管理や目標設定について学び、「自分を律する」ことを身につけておきましょう。

学生からもらったペン
学生からもらったペンです。その学生はシリアからの難民で、トルコの難民キャンプに住んでいた時に日本語を学び、日本に留学することを決めたそうです。学期の終わりに、このペンをもらいました。そんなふうに学生との絆を深めることができるこの環境に、本当に感謝しています

地図
ニュージーランドで1年間のワーキングホリデーをした際に使用した地図です。今の妻と一緒にニュージーランド全国を旅して、数え切れないほどのたくさんの思い出ができました。あれから15年ほど経ちますが、捨てることはできません