経済学部 現代ビジネス学科
道満 治彦 助教
Dohman Haruhiko

研究分野 ヨーロッパ経済論、環境政策論、比較政治経済学

出身地/岡山県岡山市
生年/1988年
家族構成/父、母、弟
子供の頃の夢/政治家
尊敬する人/祖父
愛読書/マリアナ・マッツカート『企業家としての国家』、マックス・ヴェーバー『職業としての政治』
趣味/スポーツ観戦、旅行(特に青春18きっぷの旅)、ダイエット
休日の過ごし方/週末のサッカー観戦、研究活動
好きな食べ物/家庭料理、お酒、コーヒー

経済学部 現代ビジネス学科 道満 治彦 助教

海外を知ることで、日本を客観視できる。
先進的なヨーロッパの環境エネルギー政策を知ろう。

世界をけん引するヨーロッパの環境エネルギー政策

ヨーロッパの環境政策の中で「再生可能エネルギーと電力システム」「電気自動車」「欧州グリーン・ディール」という3つのテーマを掲げて研究を行っています。きっかけは、環境関連のNGOで環境政策を研究していたことでした。ヨーロッパは担当地域の一つだったのですが、地域をあげて先進的な取り組みを行っているので、いつしかヨーロッパに特化して研究を進めるようになりました。例えば電力の小売自由化や発送電分離は、日本ではここ数年でようやく実現したことですが、ヨーロッパでは1990年代から取り組みが始まっていたものです。ヨーロッパの社会を見ていると、日本の今後を示しているようで興味深いです。

ヨーロッパの面白いところは、「国」「EU」という2つの観点があることです。政策も国ごと、EU全体と分かれています。EUの力は年々強まってきていて、英国のEU離脱問題(BREXIT)が起こったように、これには賛否両論ありますが、環境政策においては良いことではないかと思っています。国や企業の利益だけを考えると、コストのかかる環境問題になかなか本腰を入れることができません。それをEUがある種の強制力を持って各国に実施させることで、ヨーロッパの環境政策は発展を遂げてきたのです。

ヨーロッパを知ることで、日本を客観視できる

担当科目は「ヨーロッパ経済論T・U」です。EUの経済統合、そして現在のヨーロッパの市場経済を、歴史・政策・各国経済という3つの観点から読み解いていきます。具体的には、「なぜ、ヨーロッパでは国境を越えて自由な行き来ができるのか」「なぜ、ユーロという共通通貨が生まれたのか」「なぜ、EUと加盟国は温暖化対策に熱心なのか」などの問いを考えていきます。すると、「なぜ、日本は温暖化対策が遅れているのか」という新たな問いが浮かんでくるはずです。日本の経済政策が抱えている問題点へ自然と目が向くでしょう。

遠く離れたヨーロッパの経済と言われても、なかなか興味が持てないかもしれません。しかし、他の国を知ることは、日本を知ることにつながります。日本の常識は、世界の常識とは限りません。ヨーロッパを学び、日本と比較して考えることで、私たちが暮らす日本という国を、より客観的に見ることができるようになります。

明確な目標をもち、実際に飛び込んでみよう

学生時代のうちに意識してほしいことが3つあります。

まず、問題意識をしっかり持つこと。漠然とした目標よりも、「これがやりたい!」と明確な目標があるほど、成長につながります。途中で目標が変わってもかまいません。その時々で、「自分が本当に望んでいること」を考えるようにしてください。

そして、やりたいことを見つけたら、現場に飛び込んでみること。興味のある仕事があるのなら、ボランティアやインターンシップに挑戦してみましょう。就職後のミスマッチが問題になっていますが、実際の企業を見ておけば、大きなミスマッチは防げるのではないかと思います。大学で学ぶ理論、現場で学ぶ実践、どちらも両輪で重要なのだと体感できるはずです。

最後に、人との出会いです。多くの人と接して、そのひとつひとつの出会いを大切にしてください。たくさんの人と出会うことは、たくさんの価値観に触れることです。意見の違う人もいるでしょう。互いの考えをぶつけ合い議論するのは、時間のある学生のうちだからこそできることです。ぜひ大学時代に、一生の仲間を探してください。

学生寮の会報誌
大学時代に暮らしていた学生寮の会報誌です。学生が主体となって運営する自治寮だったので、私も学生時代には会報誌の企画や編集に携わりました。この寮での4年間の共同生活で、素晴らしい同期・先輩・後輩に出会うことができました。かけがえのない仲間との出会いは、学生時代の財産です

福島・会津喜多方の太陽光発電所を訪れた際の集合写真
前職のNPO時代に、デンマークなど海外からのゲストとともに福島・会津喜多方の太陽光発電所を訪れた際の集合写真です。この太陽光発電所が完成・運転開始したのも3・11以降の話です。福島第一原子力発電所事故からもう10年が経ちますが、「フクシマがどうなっているのか」は今でも海外の人にとっての関心事の一つです