国際日本学部 歴史民俗学科
丸山 泰明 准教授
Maruyama Yasuaki

研究分野 民俗学

出身地/新潟県南魚沼市
生年/1975年
家族構成/妻と子供二人
子供の頃の夢/夢とは少し違うのですが、中学生の頃は技術や美術の授業が好きだったので、将来は職人になるのだろうと思っていました。
休日の過ごし方/ペットのカメの世話。あとは本を読んだりテレビを見たりして過ごしています。
好きなTV番組/「刑事コロンボ」シリーズが好きでした。特に印象深い作品は「別れのワイン」と「忘れられたスター」です。
好きな映画/「ギャラクシー・クエスト」と「太平洋奇跡の作戦 キスカ」。両作とも期待に応えるとはどういうことなのかについて教えてくれます。
好きな飲み物/お酒

国際日本学部 歴史民俗学科 丸山 泰明 准教授

民俗学は「人」の学問。
身近なことが何でもテーマになる面白さがある。

「不幸の手紙」も研究テーマのひとつ

「民俗学」というと、昔のことを研究する学問だと思われがちですが、そんなことはありません。私は近現代に注目しています。例えば、戦争や軍隊に関すること。戦時中に軍艦の中につくられた神社や、慰霊碑などの調査を行っています。また、変わったところではチェーンメールの研究です。「不幸の手紙」というものを聞いたことがあるでしょうか。受け取ったら同じ文面を誰かに送らなければ不幸になるというものです。これはもともと「幸運の手紙」が変化したもので、1920年頃、郵便の仕組みが整った頃に生まれたといわれています。しかも、郵便からメールに手段を変化させ、現在も続いています。100年もの長い間、どうしてチェーンメールは続いてきたのか…。とても興味深いです。

このチェーンメールのように、少し変わった分野を扱うことができるのが民俗学の面白いところです。民俗学というのは「人」の学問ですから、身の回りのことは何でもテーマにすることができるのです。

私たちはなぜ「話」に惹かれるのか

「伝説・昔話の民俗」の授業では、「人間にとって“話”とは何なのか」ということを学びます。伝説や昔話、噂や美談、都市伝説など、私たちの周りにはさまざまな「話」が存在します。本の中だけではありません。ディズニーランドはおとぎ話の世界を現実に再現したものですし、民衆を扇動するためにつくり話をするということは昔からたびたび行われています。なぜ、私たちはこんなにも「話」に魅かれるのでしょうか。身近なものを題材にして、一緒に考えていきましょう。

「メディアの民俗」では、その名の通り「メディア」を取り上げます。チェーンメールが手紙からメールになったように、ラジオがテレビになったように、メディアはどんどん変化しています。メディアが社会や私たちの感性にどのような影響を与えているのかを考察していく授業です。

見る、話す、味わう…旅もいろいろな楽しみ方を

民俗学は、人の生活や生き方を振り返る学問です。「話」などを入り口にして、私たちが今生きている社会は、どんな歴史の流れの中で出来上がったものなのかを考えていきます。一昔前の社会など、いろいろな人の人生を知ることで、視野を広げることができるでしょう。ひとつの働き方しか知らないと、そこで行き詰まった時にどうにもならなくなってしまいます。しかし、他の生き方を知っておくと「こっちがだめならそっち」と、身軽に他のレールへ飛び移ることができます。何が起こるかわからない時代ですから、そのように柔軟に考えられる力は武器になります。

在学中に、いろいろな世界に触れてください。都会出身なら、地方や海外へ行ってみる。旅行といっても、景色を見る、人と話す、料理を味わうなど、楽しみ方はさまざまです。写真を撮って終わりではなく、いろいろな角度から楽しむことを意識してみましょう。そこで得たインスピレーションは、いつの間にかあなたを豊かにしてくれます。感性を磨き、自分らしく、自然体で生きていってほしいです。

招き猫とだるま
招き猫は、以前の職場を退職する際に同僚の皆さんからプレゼントとしていただきました。だるまは、だるまの民俗について講演した時にワークショップでつくったものです。福をもたらしてくれるようにと研究室に飾っています

にしんそば
立ち食い・立ち飲み店をよく利用します。「立って飲食をする」という日本の一風変わった食文化について調査するため……というのは口実で、便利で安くて美味しいですから。関東だとコロッケそば、関西だとかすうどんやにしんそばを注文することが多いです。本庄駅の上天ぷらそばや名古屋駅のきしめんなど、旅先での出会いも楽しいです