理学部 数理・物理学科
長澤 倫康 教授
Nagasawa Michiyasu

研究分野 宇宙論

出身地/生まれは東京、育ちは横浜、前橋、藤沢…
趣味/読書、旅行
子供の頃の夢/ケーキ屋、電車の運転手、大工、漫画家、紙幣の肖像になるような人物、宇宙飛行士、格闘家
愛読書/歴史小説、SF、ファンタジー、神話伝説、思想宗教哲学
休日の過ごし方/家族サービス、テレビで将棋・サッカー観戦
好きな映画/「ギャラクシー・クエスト」「THE 有頂天ホテル」「ドラえもんのび太のひみつ道具博物館」
好きな音楽/70年代アニメ・特撮主題歌、90年代ゲーム音楽
好きな食べ物/カツカレー、カシューナッツ、チョコレート…でも実際は妻の作るもの全て、特に密度の高いもの(例/シフォンケーキよりブラウニー!)
好きな国/日本以外ではミャンマー、モンゴル、イタリアなど

理学部 数理・物理学科 長澤倫康 教授

宇宙論、この学問の究極の目標は、
なぜ我々が存在しているか、という意味、意義を解明することです。

結果としてある「現在」から過去を推測

私の専門分野は宇宙論です。宇宙論とは、宇宙が現在のような姿をしているのは何故なのか、昔はどうだったのか、将来はどうなるのか、といったことを自然科学に基づいて研究する学問です。宇宙とは時間と空間のことなので、宇宙を研究する場合、その始まりや果て、そして終わりがあるのか、あるとすればそれはどのようなものなのか、といったことに対しても答えねばなりません。こうしたテーマを科学的に取り扱えるようになったのは、一般相対性理論が確立されてからであり、それまでは宇宙論は形而上学的なものでしかありませんでした。

初期宇宙を解明する

宇宙論の中でも、私は主に初期宇宙に注目し、素粒子論的宇宙論と呼ばれる分野に関わってきています。誕生後間もない大昔の宇宙は今より高温、高密度であったことがわかっていて、そこでは、物質は基本的素粒子にまで分解されてしまっています。その時代に一体どのようなことが起こったのか、その結果が現在の宇宙にどのように影響しているのかを理論的に研究しています。

卒業研究のテーマは、学生自身に興味ある事柄を決めてもらっています。これまでに扱ったのは、宇宙論に加えて宇宙物理学や天文学をはじめとする宇宙関連の周辺課題、さらには相対性理論や素粒子論、量子論など物理学の立場からの自然科学一般の諸問題まで多岐にわたります。また、観測機器や観測データに関わる研究に取り組んだ学生もいました。

壮大な宇宙を想うことで、世界平和が願える

私はしばしば「よく学びよく遊べ」と口にします。社会に出てからは、宇宙がどうやってできたか、などと考える暇も少なくなるでしょうし、そんな疑問を尋ねられる専門家と出会う機会も通常ではまれなものです。また「遊び」は、見返りを求めない、それ自身が目的である、人間にとって最も価値の高い行為です。他所から与えられたのではなく、自分で見出した幸福を手に入れられるような知恵や感性を身につけてくれれば、たいへん嬉しいです。そして卒業後も、たまには宇宙に思いを馳せて、ゆったりとした気持ちになってもらいたいです。心に余裕ができれば争いなんてばからしくなるものでしょう。根源的な知的欲求に意義を感じられるような人間が増えてくれたら、世の中はもっと平和になるんじゃないかと思います。


大学院生時代の遊び友達から誕生日プレゼントとしてもらったモーニングスター


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