理学部 生物科学科
小谷 享 教授
Kotani Susumu

研究分野 生物化学、細胞生物学

出身地/兵庫県神戸市
血液検査/O型
趣味/楽器演奏(フラメンコギター、アイリッシュハープ)、踊り(フラメンコ舞踊、日本舞踊、たまにヒップホップ)、外国語の習得
休日の過ごし方/舞台(文楽、歌舞伎、ミュージカル、落語、浪曲など)、コンサート(aiko、いきものがかり、工藤静香など)、その他イベントに出かける

理学部 生物科学科 安積良隆教授

自然科学とは、自然を探究する精神。
そんな“ムダ”知識をいっぱい吸収してほしいのです。

自然科学で大切なことは、成果より過程や根拠

ニュートンは、落ちるリンゴを見て、万有引力の法則を思いついたとされていますが、この逸話は、まさに自然科学の本質をついているように思います。リンゴが落ちたとき、それを食べることや売って儲けることには興味を示さず、ただ「落ちる」ことに面白さを見出したのです。自然科学とは、自然を探究する精神そのものであり、そういう土壌のことです。大切なのは成果ではなく、そこに至るまでの過程や根拠。立派な発明や歴史に残る発見も、こうした自然科学の土壌があって初めて生まれたのです。

私の研究室では、細胞の骨組みとして働くたんぱく質群の分子構造や生理機能を調べる研究をしています。それが何の役に立つのかと思う人もいることでしょう。しかし、“すぐに使える”ことは重要ではありません。学生には、役立つとか必要とかいう視点ではなく、ある意味“ムダ”ともいえる知識を、この大学で、いっぱい吸収してほしいと思っています。

好奇心のツボを刺激する学問はすぐそこにある

私が大学4年生の頃は、所属する研究室を単に“競争率の低いところ”という理由で選びました。でも、それで失敗したかと言うと、決してそんなことはない。研究室の雰囲気にもなじめたし、すぐに研究テーマに没頭しました。なぜなら卒業研究は、一人で新しいことをするのだから、結果が出たときの充足感は、決められたとおりの結果を出すだけの学生実験とはまるで違ったのです。というわけで、今の道へ進む劇的な出会いやきっかけがあったわけではありません。ただ、開き直って言えば、ここにも一つの真実が見て取れます。肩肘張って、「学問との出会い」を捜さなくても、手の届くどこかに興味の対象が現れるということです。学問とは、本来、面白いものです。知らない分野にどんな面白いことが隠れているかわからないし、つまらないと思っている分野も深く学ぶことで意外に面白いかもしれない。4年間で何かを探さないと、夢を見つけないと、と焦る必要はありません。入学したら、まずは、目前の講義に精を出す。好奇心のツボを刺激する学問はきっとそこにあるはずです。

都内某タブラオ(フラメンコ舞踊を見せる酒場)にて
都内某タブラオ(フラメンコ舞踊を見せる酒場)にて。ガロティン(演目名)を踊った

父から譲りうけた昭和20年代発行の「源氏物語」
父から譲りうけた昭和20年代発行の「源氏物語」だが、「いずれ読もう」と本棚に並べたままこの歳になってしまった。おととしから一月一帖くらいのペースで読んでいるのだが、全文読破したら樋口一葉みたいな擬古文が書けるようになるだろうか?