経営学部 国際経営学科
大関 由貴 助教
Ozeki Yuki

研究分野 日本語教育

出身地/福島県会津若松市
子供の頃の夢/幼稚園の先生、グランドホステス、航空管制官、大学教員
愛読書/『聖書』
趣味/山歩き
休日の過ごし方/教会
好きな映画/「南極料理人」
好きなTV番組/「プロフェッショナル 仕事の流儀」、海外ドラマ
好きな食べ物/ラーメン、タイ料理、火鍋
好きな国/メキシコ、インドネシア、日本、韓国

経営学部 国際経営学科 大関 由貴 助教

学生の皆さんが主体的に学びに向き合い、
豊かに学べる環境づくりを追求していきたいです。

留学生の学習サポートを行う「日本語学習支援室」

現在湘南ひらつかキャンパスには、中国をはじめインドネシア、トルコ、韓国などからの留学生約100名が在籍しています。神奈川大学で学ぶ留学生は、基本的には入学前に日本語学校で日本語を学び、ある程度の語学力を身につけることになっていますが、入学時点では大学生活に必要な力が十分ではない場合もあり、不安を抱いている学生も少なくありません。また、一般の学生の中にも、中学・高校時代に外国から日本に移り住んだため、学びの場では日本語面でのサポートを必要としている学生もいます。

私は、国際センターに設置されている「日本語学習支援室」で、そういった学生らのレポート作成や発表準備、さらには卒論、就職活動などをサポートしています。週に3回、基本的には一人約90分の予約制で、レポートの日本語表現のチェックはもちろんのこと、ときにはレポートの構成などに関して助言することもあります。支援室で留学生と話をしていると、自国でのさまざまな社会経験や、異文化で暮らす体験などから、彼らが皆、多様な視点をもっていると感じます。そして、世界で起きている出来事や、その地域の人々の生の声を聞くことができたり、反対に、例えば彼らのアルバイトの話などから、日本国内の社会問題をうかがい知ることもでき、私自身も学ぶことの多い毎日です。

日本語教員を目標に定めて過ごした大学生活

学生時代に短期留学をした姉の話や、外国の音楽・映画などの影響で、高校生の頃から海外で暮らすことへの憧れがありました。漠然とした夢を抱きながら本学の外国語学部・スペイン語学科に入学し、1年生の終わりの春休みに、初めての海外旅行でコスタリカへ。その際「海外で日本語を教える仕事なら夢がかなう!」と思い立ち、日本語教員になることを目標として、2年生から「日本語教員養成課程」を履修しました。言語だけでなく、教育や社会、文化など幅広く勉強する必要がありましたが、改めて日本について学び直すことのできるいい機会だったと思います。同じ目標をもつ先輩方には、外国人に日本語を教えるボランティアを紹介してもらったり、新しい世界に引っ張ってもらいました。

余談ですが、本大学のOGとして皆さんにお伝えしたいことは、大学の施設を大いに利用してほしいということ。私も、図書館でアルバイトをしたり、静かな書庫で勉強したり、空き時間にプールで泳いだり…、最大限に活用しました!

3年生に上がると、海外の日本語学校の就職事情を自ら調べ、その結果、卒業後はメキシコの日本語学校に就職することができました。異文化での生活には刺激もあり苦労もあり、くじけそうになったことも幾度かありましたが、地元の高校生や大学生、日系企業に勤める社会人、70代の高齢者など、バラエティに富んだ人たちが一緒に学ぶクラスで行う授業はとても楽しく、貴重な経験でした。

3年間勤めた後帰国し、大学院に入学して勉強する一方で、主に日本企業の外国人社員を対象とした日本語研修に携わっていました。そこでは、人材育成という観点から、さらに言語教育についての学びを深めました。そして、大学院でも職場でも、ともに学ぶ仲間に恵まれたことで、日本語教員という仕事への意識もより強固なものになりました。

学生の皆さんが豊かに学べる環境づくり

これまでさまざまな形で学びの場にかかわってきましたが、その経験から「人の学び」は、学校や教室など制度的な機関や時間の中だけでなく、それ以外の場でも日々起きていることを実感しています。つまり、生きることは学ぶことだともいえるでしょう。しかし、大勢を対象に効率的に成果を上げようとする教育では、人が環境の中で主体的に学んでいくことをおろそかにしがちで、教室での学びが受動的でプアなものになっているのではないかと感じます。

大学では、4年間という長いスパンの中で、教室の内外で学生の皆さんと向き合うことができ、その変化や成長を間近で見ることができます。一人ひとりが言葉を豊かに育てていくために、主体的に学びに向き合える教室とはどのようなものか、また、教室外の環境をどのようにデザインすれば、そのような学びが起こるのかを、実践を通して追求していきたいと考えています。

発足して間もない支援室の課題は、まずはその存在を広く知ってもらうことですが、いずれは留学生と日本人学生の交流の場として整備したり、また、留学生の指導について悩みをもっている先生方と留学生をつなげる役割も担うなど、豊かに学べる環境づくりに尽力したいです。

愛読書でもある聖書。普通のものより軽いので、いつも鞄に入れて一日に一度は読むようにしています 子供の頃からキリスト教の教会に通っていましたが、当時はあまり熱心ではなく、大人になってから深く信仰するようになりました。これは愛読書でもある聖書。普通のものより軽いので、いつも鞄に入れて一日に一度は読むようにしています

学生の頃からずっと愛用している腕時計
学生の頃からずっと愛用している腕時計。食事中や仕事中は外すことも多いのですが、めったに失くすことがありません。うっかりどこかに置き忘れてしまっても、拾った方が届けてくださったりして、必ず手元に戻ってくる縁のある時計です