経営学部 国際経営学科
真鍋 明裕 准教授
Manabe Akihiro

研究分野 財務会計、国際会計

出身地/大阪府枚方市
生年/1978年
趣味/相撲観戦、クイズ番組を見ること
子供の頃の夢/宇宙飛行士と何かの時に答えたことがある
愛読書/ビジネス系の新書全般、漫画では『パタリロ!』『PLUTO』など
休日の過ごし方/本を読んだり、ゲームをしたり
好きな音楽/Mr.Children、スピッツ、エレファントカシマシ
好きなTV番組/「アタック25」、「ネプリーグ」
好きな食べ物/桃

経営学部 国際経営学科 真鍋明裕准教授

決算書とは、ある一つの会社の物語。
会計言語に置き換えられた“365日の日記”とも言えます。

企業の行動と結果を描写する技術、それが会計

大学の先生になって3年目。初めて受け持ったゼミ生たちの就職も決まり、来年の春には社会人として送り出すことができます。何しろ私も3年前までは学生で、大学卒業後は修士課程2年、博士課程3年の大学院に進み、途中、ドイツに留学もしていたものですから、何と10年もの学生生活を過ごして来てしまいました。

私がその学生時代から取り組んできているのが会計学です。思い返せば、高校生の頃に親の仕事関係に公認会計士さんがいらっしゃって、自身で事務所を開業すれば自分次第で何でもやっていける職業なんだと知って憧れを持ったことが、会計を学ぶきっかけとなりました。

大学の講義では簿記、経営分析、監査論などを受け持っています。会計とは、私なりに言えば「企業がお金もうけのためにどういう行動を取ったのか、そしてその結果はどうだったのか」を描写する技術。その言葉から連想する「お金の計算」という単純なものではなく、企業の行動そのものの表現であると言えます。

国際統一ルールに移行する、各国の動きに注目

もし、あなたがお店を起業しようとするならば、どうしますか?まずは資金集め。そしてお店に必要なものをそろえ、商品を仕入れ、商品を売るための活動を行います。そうした努力の結果、商品が売れて初めて利益を得ることができるのです。会計の計算書には、このような利益を得るための活動の内容がつぶさに表れます。そして、会計の最終的な完成物が決算書です。そこに記された情報を読み解けば、実はそのお店の物語が描かれていることに気付かされるのです。

簿記というルールによって綴られた決算書はまさに日々の日記です。その日、何があったかのすべてが勘定科目と金額、この二つだけの会計言語に置き換えられており、その一つ一つが意味を成しています。そして、そこからそのお店の過去を読み取り、未来の姿を予測することだって可能です。会計という技術には情報を伝える大きな力が備わっているのです。

私が取り組んでいる研究テーマは「会計の国際化によって制度はどう変わるのか」ということです。現在、会計のルールを国際的に統一しようという取り組みが活発に行われています。ルールは一つにした方が、会計で表された企業の成績を国際的に比較することが容易になり、良いと考えられるからです。しかし、どの国にも、その国独自の「元々あったルール」があります。そして、「元々あったルール」と「国際統一ルール」との間に差異が存在すれば、国際ルールに合わせるため、従来の制度を多かれ少なかれ変更する必要に迫られる国も出てきます。日本もそうした国の一つです。私は会計の国際化が、各国の制度にどのような変化をもたらすのか、その変化に対して各国がどのような対応をするのか、その過程に興味を持って取り組んでいるところです。

大学時代、思い出に残るほど勉強してみよう

大学時代に大切なのは「思い出作り」だと思います。思い出というと、アルバイトやサークル活動、旅行などになると思いますが、その中にぜひ勉強(社会勉強ではなく学問的な意味での)も含めてもらいたいと思います。「思い出に残るほど勉強する」という機会は、大学を卒業するともう一生ありません。このことを覚えておいてほしいと思うのです。

そしてまた、家族揃って過ごせる期間というものが、実は限られたほんの短い間のものだということも、後になって実感することになるんですよね。何気ないひとときって、ふだんは気付かないかもしれませんが、すごく尊いものだと思うんです。だから、家族との時間もぜひ意識して作ってもらいたいなと思いますね。

ドイツ留学へも一緒だった愛着あるパソコン
講義に必ず携えているノートパソコンは、まさに相棒。講義内容を見た目にも理解しやすくするため、パワーポイントの画面を用いて説明する時にも大活躍。ドイツ留学へも一緒だった愛着あるパソコン

初めて買ったDVDが『未来少年コナン』1〜7巻
アニメを見るのも好き。初めて買ったDVDがこの『未来少年コナン』1〜7巻。自身の生まれ年に発表された宮崎駿の初期作品。科学技術の発展と環境問題とのぶつかり合いが描かれていて、そこに立ち向かうのが勇者コナン。単純に冒険活劇としても面白いし、楽しみながらシンプルに人間のあり方を考えさせてくれる作品