経営学部 国際経営学科
田中 則仁 教授
Tanaka Norihito

研究分野 国際経営論、多国籍企業論

出身地/東京都
生年月日/1954年8月13日
血液型/A型
趣味/学生たちと接していること
子供の頃の夢/プロゴルファー
尊敬する人/誠実な人
休日の過ごし方/DVDやビデオ鑑賞
好きな食べ物/あんこ
好きな国/オマーン共和国
好きな映画/ハリソン・フォード主演作品。正義感がありハッピーエンドな展開が嬉しいです
好きな音楽/パッヘルベルの「カノン」。いろいろな演奏家が独自の解釈で演奏し、いずれも楽しく落ち着きます
好きなTV番組/NHK特集のドキュメンタリー番組は、なかなか知りえない現場での映像が観られて、知らない世界が広がります
好きな著名人/米田吉盛先生、神奈川大学の創立者です。若干29歳で若者の指導を志し、神奈川大学の前身を創立したところは大変尊敬に値します

経営学部 国際経営学科 田中則仁教授

“異文化間コミュニケーション”は、
相手に関心を持ち、理解することから。

国際経営の要は、理解し合い協力し合うこと

学生の皆さんの中には「ユニクロ」の洋服を愛用している人も多いのではないでしょうか? 現在、全国に500を超える店舗を展開しているユニクロは、ご存じの通り、冬はフリース、夏はTシャツといったオリジナル商品を企画し、製造・販売している企業です。これまで一番売れたものは、実に 4,300万着も販売したそうですが、こういった商品は、日本で作るのは試作品のみ。販売用商品はすべて中国の委託先の企業が製造しています。他にも身近な例をあげると、私達がほぼ毎日使っているパソコンは、金額ベースでおよそ95%以上、海外で製造されています。このように、知らず知らずのうちに私達は、諸外国の人の手によって生産されたものに囲まれ、暮らしているのです。

私の専門は、国際経営論、多国籍企業論。主に海外進出日系企業の事業活動、アジア地域での国際経営について調べています。先に例にあげたような企業が、諸外国でどのように事業活動を展開しているか調査したり、後進の企業のために、成功例や失敗例を考察したりしています。大学の授業では「国際経営管理」や「多国籍企業の事例研究」といった“知識”を教えているわけですが、こういった表面的な知識は、10年経って経済環境が変われば変化していくもの。学生の皆さんには、実際に事業を担っている各国の人々がどのように理解し合い協力し合っているか、といった根本的な側面も学んで欲しいと思います。

価値観の違いを乗り越えるために

国境を越え、使用言語も価値観も違う人々が寄り集まって事業活動を行うわけですから、そこにはさまざまな問題も生じます。このときに必要になるのが“異文化間コミュニケーション”というキーワードです。国際経営を展開するための最初の一歩は「相手に関心を持つこと」。それから、相手の文化や生活習慣、経済状況など暮らしを取り巻くさまざまな要素を「理解すること」。そしてそれらを踏まえた上で、自分の考えや思いを投げかけ、相手からも受け取る、という“異文化間コミュニケーション”が始まります。こうしてようやく、価値観の違いさえも乗り越えられるのではないか、と思うのです。

これは国際経営に限ったことではなく、私達の日々の暮らしの中でも同じことが言えるはずです。家族、友達、恋人なども、年齢や性別、育った環境が違えば、趣味や好きな食べ物、考え方だって違います。でも、だからと言って、その人との関係を排除してしまうのはとても寂しいこと。相手を知り、理解し、積極的に接点を持ち、歩み寄る努力をすることで、かけがえのない絆が生まれるのですから。皆さんもぜひ、これからさまざまな人と出会い、世界を広げてください。

『ドラえもん』の貯金箱
登場人物が皆いい人で、夢のある平和なアニメーションや映画が大好き。『ドラえもん』はその代表的な作品で、20年前からのファン。いろいろなグッズも持っており、写真はその中の一つの貯金箱

『ながい坂』(山本周五郎・著 新潮文庫 上・下巻)
江戸時代の地方の小藩を舞台にした時代小説『ながい坂』(山本周五郎・著 新潮文庫 上・下巻)。高校時代、友人にすすめられて読んだ。それ以来、数年ごとに7〜8回読み直しているが、そのつど新しい発見がある