経営学部 国際経営学科
関口 博正 教授
Sekiguchi Hiromasa

研究分野 会計学、規制産業における会計の研究(主に電気通信)

出身地/埼玉県
趣味/スキー(日本スキー連盟1級、それでも今では3月末に一回行けば良いほう)
子供の頃の夢/もうすっかり忘れてしまいました
尊敬する人/哀駘它
愛読書/荘子
休日の過ごし方/無為
生年/1957年
血液型/A型
家族構成/妻・子供3人(長男;弁護士、次男;日本公認会計士協会準会員、三男;高3弓術部キャプテン)
好きな映画/「オペラ座の怪人」
好きな音楽/筝曲
好きなTV番組/「世界遺産」
好きな著名人/マハトマ・ガンディー
好きな食べ物/ご飯
好きな国/日本

経営学部 国際経営学科 関口博正 教授

身体感覚を開発し、体に軸を作ることが
何事にも「ぶれない」生き方につながる。

国際会計で起こっている、大きな潮流の変化をとらえる

私が担当する「非営利企業会計論」の対象は非営利企業ですが、実はその定義は極めて曖昧です。営利と非営利との差は構成員への利益分配の有無に求められますが、業務の本質にさほど違いがあるわけではなく、民営化や外国資本の参入によって容易に変化しうる部分も少なくありません。このことは日本国有鉄道、日本電信電話公社、日本道路公団、タバコ専売、郵便事業等の民営化でも明らかでしょう。また、海外に目を向ければ、水道事業は立派な営利事業です。そこで、この科目では企業立病院、水の事業、港湾事業、通信事業、電力事業、道路事業など、規制が強く残されている事業を取り上げて、具体的な事業内容や規制・適用される会計制度等について学習していきます。

講義をする上で心がけているのは、学生たちの関心を呼び起こす身近な題材を探すということです。一年生前期必修科目の「会計の基礎」では、簿記の一巡という入門者向けの初歩について教えるだけでなく、時事問題の解説も多く取り入れて学生諸君に経済事象に関する関心を高めてもらう工夫をしています。最近の入学者には簿記の既修得者も少なくありませんので、一般紙で取り上げられるような経済事象について一定の理解が進むように経済事象の背景や専門用語をわかりやすく解説し、リテラシーを高めてもらうように心掛けています。

夢中になれることを見つけて一線を越えるまで極めてみよう

私はほかに、「養生法」という講義も担当しています。これは、生き方の基本、生を養う授業とでも言えるでしょうか。以前、首を痛めたのがきっかけで自分の体を自分で直していく方法について学び始め、その過程で得たものを授業に活かしています。気功や呼吸法などの知識と基本的技術を取り入れ、動物としての人間の潜在能力を呼び覚まして体の内的感覚を開発し、しなやかでたくましい体づくりを図ることを目的としています。

こまが回転する時、軸がぶれるとうまく回らないように、人も立ち居振る舞いで軸がぶれないことが大切です。そのことが、その人の思考方法や主義主張においても「ぶれない」ことにつながります。従って、頭と体は表裏一体であることを十分に理解した上で、いくつかの操法を具体的に実践しつつ、体の軸の感覚を体得することを目指しています。それが生きる姿勢にもつながっていくと思うのです。

更に、私は「海の体験教室」も担当しています。公益財団法人日本丸財団が管理する訓練センターと帆船日本丸のドックをお借りし、内田正洋講師及びNPO法人横浜シーフレンズの協力を得て4日間の夏季集中講義を実施し、海洋に関する知識を深めるとともに、シーカヤックのレッスンを通じて水面から街を見る新たな視点を養ってもらっています。最終日には蒔田公園まで往復約10キロメートルのツアーを実施し、領海と排他的経済水域の広さでは世界第6位という海洋国家日本の将来を担う若者を育てる一助となる様、頑張っています。

このように学生の皆さんに様々な斬新的なメニューを提供することを通じて、ものごとの本質は何かを可能な限り追求する態度を持ち続けて欲しいと思っています。

どんな分野でも、ある一線を越えて初めて見えてくるものがあります。それが極めるということです。人間国宝と呼ばれる人たちは自分の技を極めた人たちですが、多くの人はそこにたどり着く前にあきらめてしまいます。周囲からは馬鹿馬鹿しいと思われることでも、それを極めれば馬鹿なことではなくなるのです。

夢中になってやり続けることがあり、それで自分が充足感を得られればそれは幸せなことです。極めるとは難しいことで私自身もまだ模索中ですが、どんなことでも良いので、親のためでも金のためでも恋人のためでもなく、自分のために打ち込めることを見つけてください。

職場の先輩に勧められて読んだ『わら1本の革命』
20代の頃、職場の先輩に勧められて読んだ『わら一本の革命』(福岡正信著、春秋社刊、1983年発行)は、とても影響を受けた1冊。無の思想を教えてくれた

『第三の眼-あるラマ僧の自伝』
『第三の眼-あるラマ僧の自伝』(ロブサン・ランパ著、白井正夫訳、講談社刊)は大学時代に出会った1冊。40年以上前にイギリスで出版され、世界的ベストセラーとなった。記憶と想像が交錯した摩訶不思議なストーリーで、時空や距離を超えることは本当に可能なのではないかと思わせてくれた