経営学部 国際経営学科
関口 博正 教授
Sekiguchi Hiromasa

研究分野 会計学、規制産業における会計の研究(主に電気通信)

出身地/埼玉県
趣味/スキー(日本スキー連盟1級、それでも今では3月末に一回行けば良いほう)
子供の頃の夢/もうすっかり忘れてしまいました
尊敬する人/哀駘它
愛読書/荘子
休日の過ごし方/子供のお守り
生年/1957年
血液型/A型
家族構成/妻・子供3人(高1・小5・小1)
好きな映画/「オペラ座の怪人」
好きな音楽/筝曲
好きなTV番組/「世界遺産」
好きな著名人/マハトマ・ガンディー
好きな食べ物/ご飯
好きな国/日本

経営学部 国際経営学科 関口博正 教授

身体感覚を開発し、体に軸を作ることが
何事にも「ぶれない」生き方につながる。

国際会計で起こっている、大きな潮流の変化をとらえる

私が担当する国際会計(「国際会計総論」「国際会計基準論」)は、時代や社会的な背景によって大きく変化しています。国際取引における会計ルールは、かつてはそれぞれの国ごとにまちまちで、交通ルールと同様に各国が独自に定める権限があると思われてきました。ですから、もともと国際会計は各国多様な会計のルールを相互に比較する学問でした。

ところが、企業活動の国際化や金融・資本市場のグローバル化に伴って、世界共通の会計ルールが求められるようになってきました。1980年代頃には、各国の会計ルールをできるだけ揃えようという動きができました。それが「ハーモナイゼーション」(調和)です。そして、21世紀に入りEUの統合によってヨーロッパが一つになると、さらに一歩踏み込んで世界の会計ルールを一つにまとめようという考え=「コンバージェンス」(収斂)が登場します。会計ルールが変われば、当然、ビジネススタイルも変わります。授業では、コンバージェンスの最新の現状とその意義を学び、会計の世界で起きている大きな潮流の変化をとらえていきます。

ほかに、「非営利企業会計論」も担当しています。営利と非営利との差は構成員への利益分配の有無に求められますが、業務の本質にさほど違いがあるわけではなく、民営化や外国資本の参入によって容易に変化しうる部分も少なくありません。このことは国鉄、電々公社、タバコ専売、道路公団、郵便事業等の民営化でも明らかでしょう。また、海外に眼を向ければ、水道事業は立派な営利事業です。今期は病院会計、水の事業、港湾事業などを取り上げて、非営利事業の会計について学習していきます。

講義をする上で心がけているのは、学生たちの関心を呼び起こす身近な題材を探すということです。初めて会計学を学ぶ学生たちに専門的な話ばかりをしても反応がいまいちですし、こちらとしてもまるでブラックボックスに話しかけているようで手応えがありません(宇宙語を聞いているようで訳が分からないのかもしれませんね)。ですから、せめて言葉が相互に通じる授業にしていきたいと思っています。

夢中になれることを見つけて一線を越えるまで極めてみよう

私はほかに、「養生法」という講義も担当しています。これは、生き方の基本、生を養う授業とでも言えるでしょうか。以前、首を痛めたのがきっかけで自分の体を自分で直していく方法について学び始め、その過程で得たものを授業に活かしています。気功や呼吸法などの知識と基本的技術を取り入れ、動物としての人間の潜在能力を呼び覚まして体の内的感覚を開発し、しなやかでたくましい体づくりを図ることを目的としています。

こまが回転する時、軸がぶれるとうまく回らないように、人も立ち居振る舞いで軸がぶれないことが大切です。そのことが、その人の思考方法や主義主張においても「ぶれない」ことにつながります。従って、頭と体は表裏一体であることを十分に理解した上で、いくつかの操法を具体的に実践しつつ、体の軸の感覚を体得することを目指しています。それが生きる姿勢にもつながっていくと思うのです。

学生の皆さんにも、表面的な現象に追い回されることなく、ものごとの本質は何かを可能な限り追求する態度を持ち続けて欲しいと思います。また、そのような態度を持ち続けることで、自らの行動が首尾一貫したものになり、与えられた責務を全うできるようになることを期待しています。

どんな分野でも、ある一線を越えて初めて見えてくるものがあります。それが極めるということです。人間国宝と呼ばれる人たちは自分の技を極めた人たちですが、多くの人はそこにたどり着く前にあきらめてしまいます。周囲からは馬鹿馬鹿しいと思われることでも、それを極めれば馬鹿なことではなくなるのです。

夢中になってやり続けることがあり、それで自分が充足感を得られればそれは幸せなことです。極めるとは難しいことで私自身もまだ模索中ですが、どんなことでも良いので、親のためでも金のためでも恋人のためでもなく、自分のために打ち込めることを見つけてください。

職場の先輩に勧められて読んだ『わら1本の革命』
20代の頃、職場の先輩に勧められて読んだ『わら一本の革命』(福岡正信著、春秋社刊、1983年発行)は、とても影響を受けた1冊。無の思想を教えてくれた

『第三の眼-あるラマ僧の自伝』
『第三の眼-あるラマ僧の自伝』(ロブサン・ランパ著、白井正夫訳、講談社刊)は大学時代に出会った1冊。40年以上前にイギリスで出版され、世界的ベストセラーとなった。記憶と想像が交錯した摩訶不思議なストーリーで、時空や距離を超えることは本当に可能なのではないかと思わせてくれた