経営学部 国際経営学科
照屋 行雄 教授
Teruya Yukio

研究分野 財務会計、国際会計、経営分析

生年月日/6月5日(双子座)
出身地/琉球王国(沖縄県)
血液型/B型
家族構成/4人家族(私と妻と子供2人)
趣味/大相撲観戦とゴルフ
子供の頃の夢/貿易会社に勤めてワールドワイドに活躍したいとの夢を描いていたように思う
尊敬する人/母親への尊敬と親愛の気持ちが最も強い
愛読書/夏目漱石『吾輩は猫である』、福沢諭吉『福翁自伝』
休日の過ごし方/里地里山の散策
好きな映画/オードリー・ヘップバーン「ローマの休日」、ハリソン・フォード「目撃者」
好きな音楽/ドヴォルザーク「フラーム・ニューワールド」、加藤登紀子「百万本のバラ」、さだまさし「無縁坂」
好きなTV番組/政治・経済の討論番組
好きな著名人/長嶋茂雄(巨人軍終身名誉監督)
好きな食べ物/とうふと刺身とゴーヤチャンプル
好きな国/日本

経営学部 国際経営学科 照屋行雄教授

人生は意思決定の連続。
自分に嘘のない誇り高い選択を。

個々の知識や技術の修得に終始することなく
人生を生き抜くための基礎力を身につけよう

大学時代は人生のなかで非常に成長する時期、長期的に実力がつく時期です。この大切な大学4年間に修得してほしいことは大きく3つあります。

まず学習面での1つ目は古典を読むことです。古典はその分野・その世界での学習や研究の方法論を導き出し、理論を発展させるための基礎となっています。これから自分が勉強しようと考えている分野、さらには広く学問の基礎となる哲学や文学、自然科学などの分野で古典と呼ばれるものをしっかり読んでほしいと思います。少し読んで分からないからと放り出してしまうのはもったいないので、もう少し頑張って進めば面白くなってくるはずです。

2つ目は外国語をしっかり自分のものにすることです。語学の修得は若いときが効率的であることは間違いありません。単に読み書きができるというのではなく、自在に自分のコミュニケーション能力として使えるように、できればその言葉の母国に行って、日常生活のなかで生活体験や学習体験をしてほしいと思います。真の能力とは生活と一体のものなのです。

3つ目はプレゼンテーション能力の修得です。これは文章、口頭、技術的なスキルなどいろいろあると思いますが、限られた文字数や時間内で一定のテーマについて、自分の考えや思想をきちんと分かりやすく、説得的に伝えるという訓練です。こうした能力はどの世界に入っても重要になってきます。

誠実と勇気を両輪にして誇り高く生きること

若い諸君に人生の生き方についてアドバイスできるとしたら、行動において「誠実と勇気」を車の両輪にして、「誇り高く生きてほしい」ということです。「誇り高く」ということは「自分に嘘がない」ということです。もちろん他の人の人生、人格、能力も大事にしますが、同時に自分の人格や能力も傷つけない、さらには自分が歩んできた人生を大切にすることを忘れないでほしいと思います。

人生は意思決定の連続です。年を重ね、社会での役割が高くなれば、それだけ自分が行った意思決定の影響や効果は大きな意味をもってきます。最善の道を選ぶためには、「本当にこれでいいのか」と自分自身に問うことが大切です。そして決めた後は迷わずがむしゃらに進む。私たちの人生には、確かに選択しなかったことにより失う好機も少なくないのですが、その時々に自分が納得できる意思決定を行うことに努めれば、結果的には全体として「これは自分が主体的に築き上げた人生だ」と自信をもって評価できるのではないでしょうか。若いうちはなかなか自信がもてないことばかりですが、勇気をもって責任ある選択をしないまま過ごしていくと、適切な判断の形成ができなくなり、不安定なまま生きるしかなくなります。そうなると、いつまでも何かしら言い訳をしながら生きていかなくてはならなくなってしまうものです。

遠い将来、自分の人生を振り返るとき、家族に恵まれたとか、財産を蓄えたとか、友人が多いとかも大切なことですが、何よりも「自分に嘘のない誇り高い人生を生きてきた」と正直に言えれば、それは見事な人生を過ごしたといえるのではないかと思います。

俳句も会計も見事な形式美がある

自分の人生を少しだけ豊かにする時間として、私の日常生活の中に俳句が入り込んでいます。他人の俳句を味わい、また自分で詠んだりすることを楽しんでいます。会計や簿記の世界には約束事として、固有のシステムがあります。会計は企業の財務情報を提供する仕組みとして非常に重要な役割を果たすものです。記録・計算および情報開示のための見事な形式美が特徴といえます。俳句も17文字という非常に短い文字数のなかで自分の人生と合わせて自然環境の変化を詠うものです。季語があって、その言の葉に先人の生活と自然と人生が凝縮されています。俳句は文学であり会計は制度ですが、両者とも見事な形式美を備えているという意味で、私のなかでうまく整理されているのかもしれません。

 

「 をんな坂往きて身軽き薄暑かな  雨鵬 」
※雨鵬・・・自身の俳号

著書・企業会計4部作の中の2冊
著書・企業会計4部作の中の2冊。『企業会計の基礎』および『企業会計の構造』

アメリカのイリノイ大学に留学
若いときのシンクタンク研究員を経て、大学教員として出発してまもなく研究と教育を続けていくのか、あるいはビジネス社会に入ってキャリアを積み上げるのか真剣に悩み、自分を見つめ直す機会を持とうとアメリカのイリノイ大学に留学。人生の踊り場に立って自分の将来を見定める必要のあった35歳のころ。非常に寒い中西部イリノイ州の冬。ヒゲがあることで体感温度が3、4度違う