経営学部 国際経営学科
嶋谷 誠司 教授
Shimatani Seiji

研究分野 競技ゴルフに必要な要素。身体・精神・思考・道具、のバランス

出身地/北海道札幌市
趣味/家族の幸福を考えること。老後の趣味を探すこと
子供の頃の夢/国際救助隊サンダーバードの設立
大学生の時の夢/プロゴルファー
尊敬する人/父親
愛読書(自分が変わるきっかけになった本)/『生きるのは俺たちだ』
休日の過ごし方/家族とともに過ごす

経営学部 国際経営学科 嶋谷誠司教授

スポーツマンシップにのっとったスポーツを行うこと。
ここには人類の平和を願う壮大なテーマが込められているのです。

スポーツを正しく活性化するためのスポーツマネージメントを

出身の体育大学では、学部・大学院と、体育学の視点からスポーツ経営を学んできました。スポーツ経営という学問を経営出身の先生とはまた違う視点から、伝えていけたらと取り組んでいます。

日本ではまだこの学問に着目している研究者が少ないのですが、欧米ではスポーツ自体が経済的にも非常に大きなシェアーとなっている事からも、その研究も欧米が進んでいるのが実情。

例えば、スポーツイベントは収入がなければ成立しません。成功させるために生じる問題として、試合時間がたとえ現地の夜中であっても、最も視聴率の高いアメリカ合衆国のゴールデンタイムにあたる時間帯に放映しようとすることがあるわけです。これはスポーツとしてはローパフォーマンスとなり、もうスポーツ本来の形ではなくなってしまっています。こういったことを如何にうまくマーケティングしていくかを考えるために、この学問が存在しているのです。

徳育至上主義であることの大切さ

もう一つの講義はスポーツマンシップ論。スポーツマネージメントの中で、最も重要なテーマとして独立させた科目です。昨今、ゲームには勝たなくては意味が無いとか、審判のジャッジもルーズになってきていて、フェアプレーの精神を忘れがちな世の中になってきています。試合中、ファールを取っていたら試合が進まない、勝てないとファンに申し訳が立たない、つまりは盛り上がりに欠ければ経済に悪影響が出てしまうから、審判の見ていないところでのファールは上手いと評したり、ジャッジも見て見ぬ振りが往々にあるわけです。そんな暗黙の了解がスポーツ界全体に及び、スポーツの徳育に関する教育力を忘れ、最悪の勝利至上主義どころか取り返しのつかない経済至上主義へと向かってきてしまっています。つまり、有名になりお金が入ってくるから勝ちたい、といった発想になっているのです。

このようにここ20年くらい、スポーツの価値基準が低下するとともに、道徳心・倫理観その総合表現としての「スポーツマンシップ」も低下してきています。その先にあるのは勝ち負けではなく、極論ですが、人間同士の果たし合いへまで至ってしまうのではと危機感を抱かざるを得ません。どこかで現在の経済至上主義を歯止めしなければ、将来スポーツを文化として残すことが出来なくなると心配しています。

ゴルフ部顧問としても奮闘

体育会ゴルフ部の顧問もしていて、高校生の全国大会があると出掛けていくことや、大学生の練習を見ることも僕の大事な仕事です。現在、部員数は32人。始業前の6時半から朝練習。基礎練習は本当につらいし、嫌なもの。それでもこの鍛錬は基礎体力がつき、忍耐力も備わります。これはゴルファーにとっても社会人となっても必要なものです。部活動としてゴルフをすることで社会性も身に付きます。僕の夢は、勉強もある程度できて、社会性もあって競技成績もいいというスポーツマンを育てることですね。

愛用のゴルフクラブと神大のチームバッグ
家族の次に大切なのは自分の命。その次に大切なのがこの愛用のゴルフクラブと神大のチームバッグ

記念に集めてきたスコアカードにボール、ティー、グリーンフォーク
日本全国、そして世界のゴルフ場を訪れては、記念に集めてきたスコアカードにボール、ティー、グリーンフォーク。一つひとつを手に取ると、その時のゲームが甦ります