経営学部 国際経営学科
小澤 幸夫 教授
Ozawa Yukio

研究分野 独語、独文学

出身地/神奈川県
血液型/O型
子供の頃の夢/外国にいくこと
尊敬する人/へルマン・ヘッセ、恩師の数人
趣味/音楽鑑賞(特にクラシック)、スキー、将棋(ペーパー4段)
愛読書/ありすぎて答えられない
好きな音楽/もし、無人島に1作品しかCDを持っていけないとしたらバッハの「無伴奏チェロ・ソナタ」を選ぶ。10作品としたらモーツァルトの比率が俄然高くなる。ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザークも外せない
好きな食べ物/お寿司(留学中に夢に出てきたのはこれと温泉)
好きな国/オーストリア、スイス、ドイツ、チェコ、ノルウェー、中欧、北欧が多いですが、イタリア、フランスもいいいですね

経営学部 国際経営学科 小澤幸夫教授

教養と基礎力を養える貴重な自由時間。
何を見つけるかは自分次第です。

ウィーン研修旅行を通じてきっかけを見つけた先輩たち

大学時代は人間形成にとって極めて重要な時期です。高校までと違い、全国各地あるいは国外から来ている留学生を含め、一生を通じて付き合える友を作るまたとないチャンスです。

神大経営学部の特長的な講義のひとつに、SA(Study Abroad)があります。僕が担当しているドイツ語のクラスでは、希望者を募り、毎年夏の1ヵ月間ウィーンに出かけます。ウィークデイの午前中は毎日ウィーン大学の講義を受け、宿舎は大学の寮。午後は美術館に出かけたり、休日にはオペラ鑑賞や友人の山小屋を訪ねたり、あっという間に過ぎていきます。この1ヵ月間という時間は大学生ならではの貴重な時間であり、社会人になったらそうそう自由にできる時間ではありません。日本での授業などを通じて蓄積した知識を持って、現地に訪れる。それは「思ったとおりだった」のか「思ったのとは違ったのか」。いずれにしても、実際に見て触れて感じることで、自分にとっての現実に修正をかけることになります。こうした体験を通じて身についた知識は教養となっていくわけです。だから知識は決して邪魔なものではないのです。

そこで何を見つけるかは本人次第。とある男子学生は、ウィーン大学の近くにあったソーセージスタンドが気に入って毎日通っているうちにスタンドのおじさんと仲良くなり、そこからどっぷり(笑)。翌年、翌々年には一人で渡墺していました。そして卒業するころには向こうの証券取引所に出入りするほどになっていました。証券取引に興味を持った彼は、結果として証券会社に就職。どこで何に興味を持って、どんな方向に進むかはわからないものです。

また、ある女子学生はウィーン研修から戻ってきて、チョコレートケーキのザッハ・トルテという自分が好きな食べ物についてレポートを書きました。ザッハ・トルテはウィーンのホテル・ザッハが発祥の地でその名がついているが、さらに言えばそこの菓子職人であったフランツ・ザッハが生みの親だとのこと。読ませてもらって面白かったので、ザッハ・トルテの歴史にテーマを絞って論文を書いてみたらと奨めました。彼女は論文にまとめ、神大の懸賞論文に応募したところ、見事、奨励賞を受賞。ホームページや文献、さまざまな資料に当って調べ、色々な説を検証しながら、彼女なりの結論を出すことをやってのけたわけです。身近なテーマをきっかけに論文を完成させることで、調べる力、理論を構築する力、文章を書く力といった基礎力が養われたことは間違いありません。

また研修中に外国人と仲良くなり、そこから伝手を広げ、春休み等を利用してスペインやフランス、ポーランドにも行った学生もいます。さらに卒業後オーストリアやイギリスに留学している学生もいます。

Boys & girls, be ambitious ! 夢を持って大学時代を過ごそう

大学時代は教養と基礎力の両方を身につけながら、精神的にも大きく成長するときです。何もしなければ4年間なんてあっという間に過ぎてしまいます。僕が学生たちによくいうのは、「偉くなってほしいとは思わないけど、みんな幸せになってほしい」ということ。幸せの価値観は人それぞれです。自分で振り返ってよかったと思えるような時間にしてほしい。それが自己満足と呼ばれてもいいから、「これをやった!」「ここまでしかできなかったけど、やってきてよかった!」と思えるものに取り組んでほしいと思います。他人からかけられるプレッシャーは面倒なものですが、自分が自分にかけるプレッシャーというのは時には必要なものです。

Durch Leiden, Freude! (苦しみを乗り越えて喜びへ!)

『Japanisches bei Arthur Schnitzler』(著書)
著書 『Japanisches bei Arthur Schnitzler』

『ヘルマン・ヘッセ全集・第10巻』
訳書 『ヘルマン・ヘッセ全集・第10巻』