法学部 法律学科
石井 梨紗子 准教授
Ishii Risako

研究分野 国際協力学、行政学

出身地/ニューヨーク(2歳で帰国後は東京)
尊敬する人/お名前は挙げられませんが、身近に複数憧れの先輩がいらっしゃいます
愛読書/David Halberstam、三浦しをんの作品
趣味/料理、ワイン、旅行、歌舞伎・ミュージカル鑑賞
休日の過ごし方/以前は夫婦でテニスをしたり、友人を自宅に招いて昼間からワインを飲んだりというのが常でしたが、最近は0歳の息子中心の休日を過ごしています
好きな映画/「Notting Hill」(初めてイギリスに住んだときに公開された映画で、以降DVDで何度も観ています)
好きな食べ物/国と気候に合った食べ物、日本に居るときはやはり和食
好きな国/東南アジアの国々はどこも好きですが、あえてひとつ選ぶならラオス

法学部 法律学科 小山 吉亮 助教

国際社会の出来事に興味をもってもらえるよう
開発コンサルタントの経験を織り交ぜながら授業を展開しています。

知らない国があったらスルーしないで地図で調べよう

私は修士卒業後から7年間、シンクタンクで開発コンサルタントとして働いていました。開発コンサルタントとは、政府や国際機関の委託を受けて、発展途上国の貧困削減に向けた支援プロジェクトの形成、実施、評価などを行う職業です。例えば日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトの形成に従事したときは、その国にどのような支援が必要なのかをヒアリングして、日本として何をどのように提供できるのか、どういう体制をつくればよりニーズに合ったプロジェクトになるのかなどを提案しました。そうした経験を活かして、授業に取り組んでいます。

担当している「国際政治学II」ではグローバル・ガヴァナンスをキーワードに、グローバリゼーションが深化する現在の国際社会が抱える諸課題について検討します。また、「政治学特講IV(国際協力論)」は、国際政治学IIで取り上げる課題のうち、貧困と開発に焦点を当てた講義です。海外で起こっている出来事に興味を持ち、身近に感じてもらうために、コンサルタントとしての実務経験や、途上国での現地調査の経験を織り交ぜてお話しするようにしています。

国の名前は聞いたことがあるけれど、どこにあるかわからないという学生もいるので、とにかく地図をよく見て調べるように促します。今は地図もスマホを使って簡単に開ける時代、労を惜しまず、わからないことはスルーしないで、そのたびに調べる。それが学びの原点です。

研究で学術的に深め、実務にフィードバックする

私の専門は、途上国の行政、特に地方政府の行政マネジメントで、最近の研究プロジェクトでは、途上国(フィリピン、ウガンダ)の地方政府による社会サービス提供における官民協働をテーマにしています。

私が開発コンサルタントという仕事を初めて知ったのは、学部3年生の時に開発学研究がとてもさかんなイギリスに留学した時でした。日本とは大学の仕組み自体も異なっていて、教員の多くが現役のコンサルタントとして開発援助の実務にも携わっているという、実務と研究が融合した理想的な環境でした。

私はそうした経験から、一度就職して実務経験を積んだ後に、研究者になる道を選びました。コンサルタントをしていた時は、クライアントのために案件を一生懸命まとめていましたが、今は学術的な関心をもって自分の目指す研究ができますので、また違ったやりがいがあります。研究者としても年月を重ねてきましたので、研究で深めた部分を、そろそろ実務にもフィードバックしていけたらいいなと思っています。

リスクを恐れず、学生時代に海外へ出かけてみよう

私は大学入学とともに国際サークルに入りました。学部1年生の時に東南アジアを数カ国回って現地の学生と話をする機会を持ったことが、その後の研究テーマの選択に大きく影響しました。3年生の夏からエディンバラ大学に1年間派遣留学で行ったことも、人生の大きな収穫といえます。大学での勉学はもちろん刺激的でしたが、それ以外にもNGOでインターンをしたり、乗馬を習ったり、休暇中にヨーロッパを一人で旅したり、盛りだくさんでした。その後、二つ目の修士号と、博士号もイギリスで取得しましたが、やはり学部3年生の時の1年間の留学が一番濃厚な時間でした。

最近の大学生は内向きだといわれて久しいですが、ぜひ何らかの形で海外に出掛ける機会を作ってみてください。今は私が学生だった頃よりも、海外留学に行ける機会が格段に増えています。リスクを恐れすぎずに一歩を踏み出してみませんか? せっかく大学へきたのだから、4年間で何かしら関心を持てるものを見つけましょう。

雑貨
開発コンサルタント時代に出張先で買ったり、頂いたりした雑貨の数々。ほとんどが東南アジアとアフリカのものです

クマ
2011年にイギリスのマンチェスター大学で博士号を取得した時の学位記と、卒業記念のUniversity Bear。私もマントを着て卒業式に出席しました