法学部 法律学科
細田 孝一 教授
Hosoda Koichi

研究分野 経済法

出身地/埼玉県
趣味/サッカー(プレイすること)、食べ歩き
子供の頃の夢/サッカー選手
愛読書/ローマ帝国関係の本、推理小説
休日の過ごし方/サッカーのミニゲーム
好きな映画/「007」シリーズ
好きな音楽/クラシック全般
好きな食べ物/おいしいものなら何でも好き。あえて選ぶと、イタリアン、寿司
好きな国/ドイツ(3年間住んだことがある)、スイス(景色が好き)、イタリア(食べ物がおいしい)

法学部 法律学科 細田孝一教授

独禁法はビジネスに不可欠な法律。
日本経済と深く関わっているところが面白い!

独占禁止法は日本経済の発展につながっている

担当している講義「経済法」では、その中心的存在である独占禁止法の概要を解説しています。独占禁止法とは、経済の発展を図るためにカルテルやトラストを取り締まったり、公正な競争を維持するために不公正な取引行為を防いだりする法律ですが、非常に抽象的なものだといえます。例えば、ひと言で“競争”といっても目に見えるものではありませんよね。ですから実際にどういう事件があったのかということを具体的に説明するようにしています。私は国家公務員として31年間勤務し、その中でも公正取引委員会での仕事に長く携わっていたという経歴を持っています。ですから差し障りのない範囲で、私自身が関わった事件の実体験や裏話的なものを織り交ぜて話すように心がけているのです。

学生の皆さんは、刑法や民法についてはなんとなく理解していると思いますが、独占禁止法のことはまだよく知りません。ただ、ビジネスの世界に入ると、これほど知っておいたほうが良い法律はないのではないかと思うくらい重要になってきます。今の日本の経済は、企業の活力がベース。独占禁止法はその企業の経済活動に深く関わっており、日本経済を動かしていくまさに柱のひとつになっています。そういう点が独占禁止法の一番面白いところです。独占禁止法も公正取引委員会も違反行為者を捕まえることが本旨ではなく、企業間の競争が大事だということが主軸としてあります。企業が一生懸命に競争していくことは、日本経済の発展であり企業の発展につながっているのです。

公益事業に競争を生み出す仕組みを考える

研究では公正取引委員会における独占禁止法違反行為の審査手続きのあり方や、電力やガスなどエネルギー分野における公益事業の競争のあり方について考えています。後者の例として、電力会社について見てみると、これまでは「ここはT電力会社、ここはK電力会社」と、地域ごとにひとつの電力会社が独占する形でした。そのせいで電力料金は高く、無駄も多い状態が続いていました。電気料金を安く供給するには、新しい企業が参入して競争を起こし、少しでもコストカットに努力させる必要があります。ただ、もともと独占していた大きな企業がいる分野へ新しいところが参入するのは不利ですよね。それでは誰もゲームに参加してくれません。そこで強いところとそうでないところのレベルを合わせるような仕組みを整えて、自由に競争できるようにする方法を考えようと研究してきました。また、いずれ石油やガスなどの天然資源は枯渇しますから、将来を見越して風力や波など再生可能なエネルギーをどのように導入するかということも考える必要があります。このように政策的に、公益事業にどう競争を生み出していくかという部分に興味があって、研究を続けています。

大学生活では、広い意味で“学ぶ”ということが大切

大学生活の中心に“学ぶ”ということがなければ、きっと何の意味もなく記憶にも残らない4年間になるのではないかと思います。ここでいう“学ぶ”とは、何も学校の勉強だけではありません。例えば、本を読むことだって学びです。特に時間に自由がきく1、2年生の間に、ぜひ本を読んでほしいと思います。もちろん仲間をつくったり、遊んだりすることも大切です。大学時代にしか経験できないことがありますからね。また就職を前に、将来の進路などで悩むこともあるかと思います。しかし、悩むことは可能性に満ち溢れていることでもあります。学生のうちに大いに悩んで、自分の可能性を追求してください。

ドイツに滞在していたときに取得した自動車運転免許証
1985年、外務省へ出向してドイツに滞在していたときに取得した自動車運転免許証

2005年 ガンバ大阪が日本リーグで優勝したときの優勝記念バッジ
大阪に滞在していた2005年にガンバ大阪が日本リーグ優勝。これは、そのときの優勝記念バッジ