法学部 自治行政学科
坂本 宏志 准教授
Sakamoto Hiroshi

研究分野 労働法、民事法学、社会法学

出身地/北海道
生年/1960年
血液型/A型
趣味/日本酒、フランス・ワイン
子供の頃の夢/小学生の頃は漫画家になりたいと思っていました
尊敬する人/両親
愛読書/歴史小説など。最近は井沢元彦さんの『逆説の日本史』を読んでいます
休日の過ごし方/録画したテレビ・ドラマを観ています
好きな映画/「男はつらいよ」、「ゴジラ」
好きな音楽/フランスのクラシック
好きなTV番組/「3年B組金八先生」
好きな食べ物/そば(ちなみに、嫌いなものはらっきょう)
好きな国/フランスに留学したこともありましたが、やっぱり日本が一番

法学部 自治行政学科 坂本宏志准教授

法律だけでなく、みんなと仲良くするために
一歩踏み出すということも学んでほしい。

自分が納得できる新しい学説を求めて

私は、賃金とは何かということを、民法に照らして研究しています。簡単に言うと、働かないと給料がもらえないということの理論的な説明に取り組んでいるのです。研究を進めてきた結果、これまでの民法学者たちは、その解釈を間違っていたのではないかと思うようになりました。例えば、1日欠勤したら1日分の賃金を差し引かれるというのが原則だと誰しも考えますよね。では、なぜそうなのかというと、従来の民法学者も労働法学者も「それは働いたら働いた分だけ権利が発生するからだ」と説明していたのです。つまり、1時間働けば、1時間分の賃金を払ってもらえる権利が生じると考えていたわけです。しかし、私はそうは思いません。例えば、1ヶ月に30万円と賃金が決められている場合、毎月分についてはすでに30万円を払ってもらう権利があるのです。そして働かなかった分、つまり契約に違反した分だけが消滅していくという理屈です。働くごとに権利が発生するのではなく、始めから権利があって、それが消滅していくというのが私の考えです。

学生の中にはきっと「先生、そんなのどっちでも同じだよ」と思う人もいるでしょう。でも、この話は理論的には大きな違いがあります。もし従来の考え方でいくならば、ここ数年よく耳にする年俸制という賃金制度にしても、理屈が合わなくなってきてしまいます。このように学問の世界には通説とされていても鵜呑みにできない、納得のいかないものもあるのです。納得できる学説がないのなら、自分で納得のいくそれを作るしかありません。それが私が学者を目指した動機であり、今もなお研究を続けている理由の一つです。

みんなと仲良くするには、努力も必要

私のゼミでは、“みんなと仲良くしよう”というスローガンを掲げています。また、そのスローガンを実行できるよう、ゼミの進め方にも工夫をしています。例えば2年生には、共同作業として“訴訟する物語”を作らせています。口頭弁論や判決の言い渡しなど、訴訟のシーンが出てくる物語を、学生たちが全員で作るのです。それを通して、彼らに民事訴訟法を学んでもらうのと同時に、みんなと仲良くするということも経験してもらいたいと思っています。特定の誰かではなく、みんなと仲良くするには、それなりの努力が必要です。その一歩を踏み出してみるということを学んでほしいのです。ゼミでは民事訴訟法を取り上げていますが、仮にそれが十分にできなかったとしても、スローガンである“みんなと仲良くしよう”が達成できたなら、それはそれで良いのではないかと私は思っています。社会に出た時、その努力が役立つことでしょう。また、どんな法律も人のことを理解し、人を思いやる気持ちがないと本当の意味では理解できないはずです。他人に対して思いやりのある行動をとれているかどうか、常日頃から意識できる人になってほしいと思います。

中森明菜のファーストアルバム
大学時代に熱中していた中森明菜のファーストアルバム。当時のアイドルの中でも歌唱力は群を抜いていた

小学生の頃から広島東洋カープのファン
小学生の頃から広島東洋カープのファン。基本に忠実なゲーム展開がとても好きだった。特に引退間近で大活躍した山内一弘選手が大好きだった