法学部 自治行政学科
柴田 直子 教授
Shibata Naoko

研究分野 英米法、地方自治論

出身地/京都
趣味/音楽
好きな食べ物/紅茶
好きな国/やっぱり、アメリカ

法学部 自治行政学 柴田直子准教授

深く入れば入るほど、もっと知りたくなる。
もっと知れば知るほど、もっと面白くなる。

さまざまな見方・考え方があることを知ってほしい

地方自治の意義や、中央−地方の政府間関係、また、自治体内の構造や自治体における政策過程について勉強する「地方自治論」では、諸外国または明治憲法下での地方制度と比較しながら、現在の制度の意味について考えています。さまざまな実証的な研究を見ながら、現在の自治体がどのように機能しているのかを理解し、現在進行中の改革について学ぶことが目標です。また、「英米法」では、アメリカ合衆国憲法制定の歴史、アメリカの連邦制度について勉強します。アメリカのロースクールでの教育方法、アメリカの大統領選挙プロセス、アメリカの裁判官の任命過程など、英米法またはアメリカ法特有の制度についてもコラム的に紹介しています。

英米法を専攻することになったきっかけは、「日本に影響を与えているアメリカという国の人々はどんなことを考えて過ごしているのかな」と思ったこと。国ではなく地方を選んだのは、普通のアメリカ人がどのような法的な正義感を持っているのかに興味を持ったからです。

柴田ゼミでは、2・3年生混合、総勢30名のゼミ生が9グループに分かれて、日本の各地方自治体で制定された条例の比較検討をしています。例えば「パブリックコメント条例」「男女共同参画推進条例」「ペット条例」など半期で3つのテーマを設定し、各テーマにつき3グループが調査・発表を実施します。グループごとに異なった県庁や市役所などに実際に赴き、取材をして調査報告書を作成。2・3年生が一緒になって課題に取り組むことは、取材や報告書作成、発表のノウハウなどが共有されるうえ、新しい刺激を受け合うため、2年生だけ、3年生だけのゼミよりも質の高い調査・発表につながっていると思います。また、学年に関係なく他のゼミ生から鋭い質問を受け、それに答えていくということでも、かなりの刺激を与えあっているように見えます。個性豊かに大人数で、ひとつのテーマについて考えることは、自分では気づかなかった観点に出会うことにもなるのです。

分かった!と思ったら、そこがスタート地点です

大学時代には、「何でもいいからとにかく勉強してください」とお願いしたいです。悟りを開くといったら大げさかもしれないけれど、そのくらいとことんやってほしい。「学ぶ」ということは、最初は結構“しんどい”ものです。けれど、勉強を進めていくうちに、続けていくうちに楽しさが出てきます。少しやって分かったようなつもりになったり、面倒だから、しんどいからとすぐにやめてしまったりするのは、本当にもったいない。それでは、何もやっていないのと大差ありません。そこから一歩踏み込むこと、その先に面白さがあるはずです。

深く入れば入るほど、もっと知りたくなる。もっと知れば知るほど、もっと面白くなる。そうした域に入ってきて初めて、学び始めたこと、分かり始めたことになると思います。何でも簡単に答えを出してしまわないで、じっくり、とことん、そんな時間を大学時代には過ごしてほしいです。

2006年度のゼミ生たちと一緒に
2006年度のゼミ生たちと一緒に。夏のゼミ合宿で

時計
腕時計ができない体質なので、愛用しているストラップ式の時計。授業の際には、よく忘れてしまう