人間科学部 人間科学科
三原 昌巳 助教
Mihara Atsumi

研究分野 医療・健康の地理学

出身地/東京
血液型/A型
家族構成/夫と子ども2人、猫1匹
愛読書/『地球の歩き方』(旅行に行きたくなります)、『風と共に去りぬ』(高校生の頃から5回くらい読んでいます)
趣味/旅行。最近はポーランドとチェコに旅行しました
休日の過ごし方/時間があるときは、のんびり近所を散歩しています
好きな映画/「風と共に去りぬ」
好きな食べ物/焼き肉
好きな国/韓国。韓国の釜山の大学で2年間、専任講師をしていた経験があります。とてもよい思い出が多く、大好きな国になりました

人間科学部 人間科学科 三原 昌巳 助教

地理学は、地形、気候、経済、社会問題など、
理系と文系の垣根を越えた幅広い知識を得られる学問だと思います。

大学では、中学や高校の地理からもう一歩踏み込んで学びます

現在は「地理学(含む地誌)」、「地誌学」、「人文地理学」の講義を担当しています。「地理学」は、地表面の諸事象を空間的な位置関係や広がりなどから研究する学問です。中学や高校の地理の授業で、各地の特産物の分布などを勉強したと思いますが、大学ではもう一歩踏み込み、歴史や他の地域との結びつきなどを絡めながら、分布の背景も学びます。2018年度は日本の地理を中心に、キャンパスのある神奈川県や、学生の皆さんの出身地に触れ、なるべく身近な地域の話題に当てはめることで、日本の諸地域について興味を持てるように心がけています。「地誌学」は、特定の地域に焦点を当てる地理学の一分野で、今年度は世界の地誌について講義しています。「人文地理学」は、社会科学的なテーマを扱う地理学の一分野で、人文地理学の基礎知識や歴史的な発展を学びます。

授業では、大人数の教室でも、皆さんに質問に答えてもらう時間を設けています。100人以上の前では緊張すると思いますが、皆さんとやりとりできる貴重な時間ですし、何より緊張しながら答えることで、確実に身に付くのではないかと思います。

フィールドワークで医療サービスの格差について調べています

私の専門は医療・健康の地理学で、医療サービスの不均衡に関する研究を行っています。日本では、設備の整った大病院の多くは都市部に集中し、地方ですと小規模な病院か、近くに病院のない地域もあります。住む場所によって受けられる医療サービスに格差があることに疑問を抱き、その実情を調べたいと思いました。研究手法はフィールドワークがメインで、例えば福島県の会津地方の山間部で暮らす方々を訪ね、どのような通院行動をとっているか聞き取りし、調査結果をまとめてその地域性を見いだします。また最近は、臓器移植のための海外渡航など、人々が医療目的で空間を移動する「医療ツーリズム」にも関心を持っています。

地理学は地図が主役で、地図は調査結果をまとめる手段にもなります。そして、その過程で、地形、気候、経済、社会問題など、さまざまな知識を得ることができるのが地理学という学問で、理系と文系の垣根を越えた分野のようにも思います。まだ自分の専門分野を見つけられずにいる方は、ぜひ一度地理学の扉をたたいてみてください。

社会に出てからも学び続けるため、大学でできること

大学は教育学部で、日本語教師になることを目指していましたが、地理学専門の担当教授との出会いがきっかけで、この分野を専門にすることになりました。ただ以前から、社会問題を分析して提示するような、世の中の役に立つ研究をしたいと思っていたので、今思えば先生との出会いは必然だったのかもしれません。ただ、大学院に進んで論文を書くにあたり、完璧に仕上げたいと意気込み、締め切りまで延ばしてもらったもののストレスで体調を崩し、体重も増えてしまいました。病院で「おめでたでは?」と間違われたという、笑い話付きの失敗もありました。

大学で皆さんに何を学んでもらうかは、大きなテーマです。一生のうち、大学で学ぶことよりも、卒業してから学ぶことのほうが多いと思うので、大学では知識を得るだけではなく、「学び方」を学んでほしいです。「学び方を学ぶ」とは少し漠然としていますが、学ぶことは楽しいことだと知り、その学びの機会をどう活かし、どのように対応すれば自分を伸ばすことができるのか、自分なりのやり方を身に付ける、ということだと思います。

また、大学院時代には韓国と中国の大学で専任講師として日本語を教えました。韓国はとても暮らしやすく、テコンドーに挑戦して黒帯を取得するなど、楽しい思い出がたくさんできました。中国では学生の皆さんの勉強熱心な姿勢に刺激を受けました。日本とは異なる文化で暮らす経験はとても貴重です。皆さんにも、できれば留学などを通して海外で生活してみることをおすすめします。

フィールドワークのときに使っているリュックサック
フィールドワークのときに使っているリュックサックです。筆記用具や身の回りのもの、レインコートなどを入れて出かけます

相田みつをの作品
気持ちがへこんだり、ちょっと落ち込んだりしたときは、相田みつをの作品を読んで、気持ちを立て直したり、元気をもらったりしています