外国語学部 英語英文学科
相原 昌彦 助教
Aihara Masahiko

研究分野 意味論、統語論、日英比較言語学

生年/1976年
出身地/東京
血液型/B型
家族構成/本人と猫1匹(ロッキーといいます)
子供の頃の夢/宇宙飛行士
尊敬する人/「両親」と照れずに言えるような年齢になりました
愛読書/ルポルタージュ・ノンフィクション作品全般
趣味/料理、ダーツ
休日の過ごし方/仕事の合間に料理、時々ダーツの大会に出場
好きな映画/「フォレストガンプ」
好きな音楽/1990年〜2000年代のアメリカンポップス全般
好きなTV番組/テレビは見ません(自宅に地上波アンテナがない為)
好きな著名人/江口祐司さん(ダーツの日本トッププロプレーヤーで私のダーツの先生です)
好きな食べ物/イカ、牛タンなどのコリッとした食感のもの
好きな国/カナダ、アメリカ

外国語学部 英語英文学科 相原 昌彦 助教

さまざまな言語に共通する「意味」を手がかりに、
言語差によらない人間の言語知識や能力を追究しています。

言語に関する世間の誤解を解きながら、不思議な力を再発見

「日本語は主語を省略しているので、英語より論理的ではない」
  「赤ちゃんは両親が話す言葉を真似することでしか母国語を身につけられないので、なるべくたくさん話しかけなければならない」
  「1万時間英語を聞き流すだけであなたもネイティブスピーカーになれる」

実は、これらは厳密にいうとすべて誤解です。英語、日本語に関わらず、言語に関する世間の「常識」は、事実でないことが多いのです。その誤解の大本は、人間の言語(特に母国語の知識)が自転車の乗り方や算数の計算のように、訓練や経験によって学ぶことができる能力と同種のものだと思われていることにあります。言語の獲得に訓練や経験が必要なことは間違いありません。しかし、それだけでは子供が皆、大人になるにつれて均質的な母語の知識を身につけるようになることの説明にはなりません。自転車の乗り方や算数の計算には人によって得意不得意の差がありますが、母国語の能力は人によってほとんど差は無いかと思います。人間の言葉は、皆さんがある年齢になると立ち上がって歩き出すのと同じように、自然と花開く能力であり、人間が生まれもった「本能」なのです。

私が担当している英語学概論は、英語英文学科初年時の学生が全員履修する授業です。上記の事実について、時には学生と議論しながら、英語という言語にまつわるさまざまな事実を観察することを通して、人間の言語が持つ不思議な力を再発見してもらえるように、授業を展開しています。

研究テーマ「意味論」は言語の科学

私の専門は、「理論言語論」「意味論」で、人間の言語表現の意味が、どのような構造から生み出されるかを研究しています。私たちが言語を使ってコミュニケーションをとる時、考えを伝える最小単位は「文」です。文は単語を文法ルールに従って組み合わせることで成り立っています。このとき、文の要素となる一つひとつの「単語の意味」もルールに従って組み合わされ、それが最終的に「文の意味」になります。単語を組み合わせる文法は、日本語では主語/目的語/動詞、英語では主語/動詞/目的語といった具合に表面上は違いますが、通訳を介してコミュニケーションがとれるのですから、それぞれの単語の持つ「意味」、またそれを組み合わせた文の持つ「意味」そのものは言語間で大きな違いはないはずです。さまざまな言語に共通する意味を手がかりに、言語差によらない人間の言語知識や能力の一端を明らかにできればと思い、言葉を研究しています。

私は高校時代、もともとは理系の大学に進みたかったのですが、数学があまり得意ではなかったため、文系の大学の外国語学部に進みました。大学時代の英語学の授業で英語学概論の授業に出会ったとき、理論立てて物事を考えていくプロセスが「言語の科学」だと思いました。そして、文系の学部でも科学ができるのだということに興奮し、この研究にすっかりはまりました。

就活にとらわれすぎず、本当にやりたいことを楽しもう

大学時代の私は、授業と大学軟式野球の部活とバイトに明け暮れていました。野球のリーグ戦で勝つために練習し、留学や大学院に進むお金を貯めるために、バイトは塾講師とコンビニを掛け持ちしました。忙しかったけれど不思議と大変とは感じず、楽しく過ごしました。

最近の学生たちを見ていて少し残念に思うのは、就職活動に役立つかどうかばかりにとらわれ、そのために他の学生よりもいかに目立った存在になれるかを意識して、自分がやるべきことを決めているように見えることです。資格を取り、語学力を高めることはもちろん素晴らしいことですが、就活は受験と違って、がんばっても希望の職種に就職できるとは限りません。努力が報われないこともあるのです。ですから、せっかく自由に時間が使える大学時代は、本当に自分がやりたいこと、就活には役に立たないかもしれないけれどおもしろいと思うことを、思い切りやって楽しんでほしいと思っています。

飼い猫のロッキー
飼い猫のロッキー(オス、おそらく10歳)です。研究のために海外で暮らしていた頃に出会い、今は日本で一緒に暮らしています。自分の体の一部のような存在で、もはやロッキーがいない生活は考えられません

トロフィー
2013年中頃からダーツという競技に出会い、今では定期的にプロプレーヤーの方からレッスンを受けています。写真は2015年夏に、恵比寿で行われたシングルストーナメントで準優勝したときのトロフィーです