外国語学部 国際文化交流学科
山根 麻紀 准教授
Yamane Maki

研究分野 言語学、言語習得論

生年/東京オリンピックがありました
血液型/A型
出身地/横浜市
家族構成/夫1人と文鳥2羽
趣味/華道(小原流)・箏曲(生田流)
子供の頃の夢/宝塚の娘役スター
休日の過ごし方/家事、やり残した仕事の片付け
好きな音楽/グレン・グールドの弾くバッハ
好きなTV番組/「美の巨人たち」
好きな食べ物/甘い物に目がなくて困っています

外国語学部 国際文化交流学科 山根麻紀 准教授

“大人が新しい言語を学ぶときに何が起きるか”を、
学生の皆さんと一緒に考えています。

言葉の分析が“趣味”だった高校時代と米国留学

高校生の頃から、とにかく言葉が好きでした。課題でもないのにノートに古文を写し、一語一語区切って品詞を書き、それぞれの関係を分析してみる、という作業をよくやっていました。今思うと「花の女子高生」の時間の使い方としてはどうだろう?と思うのですが(笑)、ただ単純に面白かった。勉強ではなく趣味みたいなものでしたね。

大学卒業後しばらくして、ふと「もっと勉強したい」と思ってしまったんです。子供の頃から好奇心旺盛でしたが、ここにきてまたムクムクと・・・ 。そこで生まれて初めて海外に目を向け、アメリカに留学することにしました。英語教育や各国言語や心理学など、いろいろかじってみましたが、最終的に「言語学」にたどり着きました。寄り道しながら結局、高校生の頃に遊んでいた場所に戻った、という展開です(笑)。

アメリカではまずオハイオの大学に2年行って修士号を取り、次にコネチカットの大学に入って博士課程に進み、4年学びました。この6年間はとてもハードで、学校と寮と図書館の3か所をひたすら行ったり来たりしながら課題をこなす毎日でしたが、とてもいい経験だったと思います。帰国後、新潟の短大に5年間勤めたのち、神奈川大学へやって来ました。

母語の文法スイッチを外国語のスイッチに切り替える

主な担当講義「言語習得論・専門演習II」では“大人が外国語を学ぶときに何が起こるか、それはどうしてか”という問題を扱っています。大人が新しい言語を学ぶ場合、子供が言語(母語)を習得するようにはうまくいきません。これには様々な要因がありますが、ひとつには“母語の文法スイッチを外国語のスイッチに切り替えることの難しさ”があります。たとえば「りんごを食べる」という日本語は目的語→動詞という語順ですが、英語では“eat an apple”ですから、語順は動詞→目的語です。瞬間的に日本語(母語)の文法スイッチを英語(外国語)の文法スイッチに切り替える作業が必要であり、関係代名詞を使った表現などは複数のスイッチを切り替えなければなりません。けれど言葉は文化の産物ではなく脳の産物なので、スイッチを切り替えるシステムは脳の中にあるはずだと考えます。

講義では1枚のプリントにいくつか例文を挙げ、「これらの文のうち“おかしなもの”はあるか?どうしてそれを“おかしい”と思うことができるのか?」というような問いを投げかけるところから始めます。やみくもに結論だけ押し付けても確かな知識にはならないので、根本的なところから考え抜いてもらいたいと思うのです。

自分の頭でしっかり考えることが大事

学生の皆さんには、学びの場でもそれ以外の場でも、何か問題にぶつかったときに、どこかから拾って来た知識をただ右から左に流すみたいに無自覚に扱うのでなく、それをしっかり自分という“芯”に関わらせてほしいと思います。簡単に手に入れた知識の断片はいずれ忘れます。でも、きちんと自分の頭で考えた結果自分のものにした知識と、そのプロセスの中で得た“技”は、誰にも奪えない一生の宝になるはずです。

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