外国語学部 中国語学科
中村 みどり 准教授
Nakamura Midori

研究分野 中国近代文学、日中比較文化(文学、映画、留学生史、女性像)

出身地/東京都
子供の頃の夢/美術の先生
尊敬する人/誰も見ていないところでも地道に努力できる人
愛読書/『犬が星見たロシア旅行』(武田百合子)、『停電の夜に』(ジュンパ・ラヒリ)
趣味/読書、旅行、簡単な料理を作る
休日の過ごし方/晴れた日、自転車に乗って買い物へ行く(肉は肉屋、野菜は農家、パンはパン屋で買うのが楽しい)
好きな映画/「ローマの休日」「善き人のためのソナタ」「藍色夏恋」
好きな音楽/エンヤ、シューマン「謝肉祭」などクラシック
好きなTV番組/ラジオをよく聴きます
好きな食べ物/出汁やスパイスを使った煮込み料理
好きな国/行く機会があればどの国でも訪れてみたい

外国語学部 中国語学科 中村 みどり 准教授

さまざまな世代、分野の人と交流し、多様な価値観を受け入れて、
自分の土台をしっかりと築きましょう。

刺激的だった大学時代の中国留学

私が中国に興味を持ったのは、大学1年生の時、友だちに誘われて北京に短期留学したことがきっかけです。第二外国語で中国語を選択していましたが、北京に行ったら私の話す中国語が通じなかったことから、話せるようになりたくて中国語を学んでいくうちに、もっと中国のことを知りたいと思いました。当時の日本はバブルが弾ける前で浮き足立っていましたが、中国はちょうど変革期にあり、同世代の中国人と話をすることはとても刺激的で、興味深いものがあったのです。

中国滞在中に抗日映画を初めて観た時のことも印象的です。日頃、中国の人々は皆、日本人の留学生や観光客に親切にしてくれるのに、映画で日本人が殺されるシーンになったら、ワーッと拍手をして盛り上がったのです。日本と中国の関係の複雑さを目の当たりにし、このことをもっと掘り下げてみたいという思いから、中国研究の道に進みました。現在は、中国の文学作品や映画に描かれる日本人像や、1920−40年代に日本に留学していた中国人の日中戦争期の文芸活動などについて研究しています。

中国語学科はイベントも盛りだくさんでアットホーム

授業では「歴史概説」を担当しています。レジュメと映像を用いながら、中国大陸・台湾・香港の近現代史の流れを学んでいきます。激動の時代の著名人だけでなく、一般の人々、特に学生や同世代の人々が何を感じ、どのように生きてきたかが伝わるように意識しています。

また、「中国学演習」のゼミも受け持っています。夏には二泊三日の北京合宿を行い、北京大学、中央戯曲学院など、中国の大学との文化交流を行いました。

中国語学科はスピーチコンテストや中国語劇などイベントも多く、教員と学生の距離が近いアットホームな学科です。卒論は必須ですから、興味の持てるテーマがきっと見つかるはずです。

他人と異なること、他人が自分と異なることを良しとする

大学時代に中国語に興味を持った私は、授業だけでなく、学外の中国語学教室に通い、他大学の学生や社会人の人達と一緒に中国語を学び、交流を楽しみました。また、スキーサークルに所属し、家庭教師や、スキー場での宿泊施設の住み込みの賄い係など、さまざまなアルバイトもやりました。こうした経験は自分の視野を広げるきっかけになりました。皆さんもアルバイトやボランティアなどを通じて、さまざまな世代や分野の人と交流し、自分の土台をしっかりと築いてほしいと思います。

そして、他人と異なること、他人が自分と異なることを良しとし、多様な価値観があることを受け入れることも大切です。自分だけの価値観で判断していると、どんどん世界が狭くなって、バランスの取れたものの見方ができなくなります。優れている他人と自分を比較することで、自分に欠けているところを補い、長所を伸ばすように心がけましょう。自分はこれくらいでいいやと楽な方へ流れてしまうのは、とてももったいない。自分の可能性を信じて、心豊かな大学生活を送ってください。

中国の工芸品の鏡と櫛
中国留学時代、四川省成都に向かう一泊二日の列車の旅で知り合ったウイグル族の少年から贈られた、中国の工芸品の鏡と櫛。「僕たちの友情が永遠に続きますように」という走り書きが添えられていました

手紙
メールが主流のこの時代、友達からもらった励ましの手紙はとても嬉しかったです。私も知り合いのアメリカ系日本人の先生からいただいた万年筆で時々手紙を書きます