工学部 経営工学科
荻谷 光晴 助教
Ogiya Mitsuharu

研究分野 視覚情報処理、認知科学

生年月日/11月11日
出身地/茨城県
血液型/O型
家族構成/4人家族
子供の頃の夢/教師、プログラマー
尊敬する人/家族
趣味/カラオケ
休日の過ごし方/掃除、洗濯、料理、昼寝
好きな映画/「Back to the Future」
好きな音楽/TM NETWORK
好きなTV番組/「マツコ&有吉の怒り新党」、「世界ふしぎ発見!」
好きな著名人/松岡修造さん
好きな食べ物/お米
好きな国/日本(生まれた国が一番いいです)

工学部 経営工学科 荻谷 光晴 助教

自動車のドライバーやパソコンを見る人の視線を計測して
人間の視覚処理能力や認識行動の研究をしています。

ひとつのことに集中すると、脳は周辺の情報処理をしなくなる

私の専門は「視覚科学」という分野です。3D映画のメカニズムに関係する「立体視」といった基礎的な研究から始まり、博士研究員として勤めた東北大学では、自動車運転時の有効視野サイズについて考察しました。自動車のドライバーは、前方を見ながら、同時に対向車や歩行者など周辺にも注意を払う必要があります。このとき、脳が情報処理できる範囲のことを「有効視野サイズ」といいますが、人間の脳は一つのことに集中すると周辺の情報を処理しなくなるので、ドライバーの有効視野サイズは、助手席で何となく窓の外を見ている人より狭くなることが分かっています。そして、最近ニュースで目にする高齢者の事故原因のひとつとして、この「有効視野サイズ」が関係するという見方もあります。

東京工科大学での助教時代には、報道番組の依頼で、自転車に乗りながらスマートフォンを操作している人の視線について実験しました。眼鏡型の視線計測器をかけた被験者に自転車に乗ってもらい、横道からボールを追いかけて人が飛び出してくるアクシデントを用意して、普通に走っているときとスマートフォンを操作しながら走っているときの視線を比較する実験です。結果、後者の場合、いかに周辺の出来事に対する反応が鈍くなるかが分かりました。

本学では主に、人がウェブサイトを見ているときの視線を計測し、どのようなバナー(ウェブサイトの広告用のアイコン)に広告としての影響力があるか、といった研究を行っています。他にもデジタル書籍やデジタル漫画の配色効果など面白い素材が多くあり、今後も研究領域を広げていきたいと考えています。

現在は「プログラミング演習」「制御プログラミング演習」「生産システム工学演習」「情報システム演習」「実験実習I・II」「経営工学演習I・II」など、主にプログラミングに関する授業で、演習や実習で補佐を担当しています。

大学時代は、頭の中の書棚にさまざまな分野の本をストックする時期

大学時代は電気電子工学科で半導体の材質を研究していましたが、もともとプログラミングに興味があったので、学部卒業後は他大学の大学院を受験し、あらためてプログラミングを勉強し始めました。私は同級生の中ではただ一人初級者で、最初はC言語も分からず悔しい思いもしました。けれど必死に勉強してなんとか追いつき視覚情報処理を扱う研究室に入ったのが、今の専門の始まりです。大学院進学時にもちろん迷いはありましたが、やりたいことをあきらめなかったことで今の自分があります。ときとしてあきらめの悪さも必要で、皆さんも熱意をもって物事に取り組んでほしいです。「熱意だけではダメ」という人もいますが、その熱意さえもないようではダメだと思うのです。

専門の勉強も大切ですが、皆さんにはそれ以外のことも学んでほしいです。一見関係のない知識がいつかどこかで役に立つことはよくあり、大学時代は、自分の頭の中の書棚にさまざまな分野の本をストックするような時期だと思います。内容をすべて記憶するのは無理ですが、書名と概要だけでもうっすら覚えておけば、将来、何か困ったときに道を開くヒントが見つけられるかもしれません。そのためにも、他分野の人たちとも関わりながら視野を広げてください。

社会人になってからずっと使っているパナソニックのノートパソコン
社会人になってからずっと使っているパナソニックのノートパソコン。研究や授業の資料作成など、すべてこれでやっています。軽量で持ち運びしやすく、画面の大きさもほどよいところが気に入っています

研究に使用する視線計測器
いずれも研究に使用する視線計測器。眼鏡型は、かけている人が何を見ているか調べるもので、三脚がついている機材は、パソコンの画面の前に置き、人が画面のどこを見ているか調べるものです