工学部 経営工学科
高野倉 雅人 准教授
Takanokura Masato

研究分野 人間工学、生体工学、バイオメカニクス

生年/1973年
出身地/千葉県
血液型/A型
趣味/クラシックギター
子供の頃の夢/研究者か料理人
尊敬する人/両親
愛読書/村上春樹(『ダンス・ダンス・ダンス』など)
休日の過ごし方/家族で買い物
好きな音楽/日本のロック・ミュージック(BOOWYなど)
好きな食べ物/ラーメン
好きな国/カナダ

工学部 経営工学科 高野倉雅人 准教授

人々の生活を豊かにする、温かみのある学問
「福祉工学」の研究にはまっています。

超高齢社会でますますニーズが高まる人間工学

コンピュータや機械の技術はどんどん進歩していますが、それを使いこなす人間の存在を忘れて技術開発ばかりを追い求めて行けば、人にとってかえって不便なものになったり、危害を与えるものになったりしかねません。

私の専門である「人間工学」は、人びとの生活を豊かにする人工物やシステムを創るために、技術と人間の身体の仕組みや行動とをいかにうまくマッチさせるかを研究する分野です。「工学」と「人間」についての知識を活かして、人間の身体の仕組みを明らかし、それをモノづくり・システムづくりに応用する研究をしています。特に高齢者や障害者などの生活を支援する「福祉工学」を研究テーマとし、日常生活に不便を感じている人たちの生活が少しでも豊かになるように、一人ひとりの身体の状態に適合した使いやすい福祉機器の開発に取り組んでいます。日本人間工学会認定の人間工学専門家という国際的に通用する専門資格も取得しました。

人間工学との出会いは、大学の研究室でした。工学の勉強をしていましたが、元々人間そのものにも強い関心を持っていたので、その両方がちょうど結びつく人間工学の研究の面白さに目覚めて、のめり込んで行きました。超高齢社会となった今、人間工学、福祉工学のニーズはますます高まってくると思います。

知識を持つだけでなく、それを活用する力を身に付けよう

授業では、1年次を対象に大学での学びの目標設定や学習スキルを身に付けるための科目や、情報関連の実験・演習系の科目を主に担当しています。

大学生活は、社会で活躍するための実践的な能力を高める大事な時期です。まず、講義科目で専門的な知識を身に付けてください。けれども、知識は持っているだけでは役に立ちません。身に付けた知識を活用して、社会の人びとが抱えている潜在的な問題を掘り起こし、それを効果的に解決できる能力が必要です。そのためには演習・実験科目で、スキルと行動力とコミュニケーション力をさらに身に付けましょう。

また、勉強だけでなくいろいろな経験もしてください。私は大学時代、クラシックギターのサークルに所属し、その活動に熱中していました。サークルは学生たち自身で運営して行くものですから、コンサートなどを自分たちで企画し、実現させるためには行動力が必要でした。大学の仲間だけでなくいろいろな人たちと交流する機会もあったので、コミュニケーション力も自然と身に付いて行きました。自分にとってサークルの存在はとても大きく、その経験からいろいろなものを得ました。

失敗を恐れてなかなか行動に起こせないという人も多いようですが、まずは後先考えずに1回挑戦してみましょう。失敗して落ち込んだとしても、そこから学ぶこともたくさんあります。また、身近な友達づきあいだけでなく、幅広い人たちと交流してみましょう。自分の狭い世界だけにとどまらないで、他人に対して敏感になり、他人を理解しようという気持ちを持つことで、コミュニケーション力も育って行きます。

2008年8月、日本工学教育協会賞(論文・論説賞)を受賞
2008年8月、日本工学教育協会賞(論文・論説賞)を受賞。テーマは「ディベートを活用した技術者倫理の実践的教育」。初めは信じられなかったが、しばらくしてから喜びがこみ上げてきた

『人間の許容限界事典』(朝倉書店/2005年発行)
『人間の許容限界事典』(朝倉書店/2005年発行)。編者の一人である大学時代の恩師から声が掛かり、「加速度」の項目の執筆を担当した。100数名の執筆者の一員に加えていただき、とても光栄に感じている