工学部 数学教室
鈴木 敏行 助教
Suzuki Toshiyuki

研究分野 非線形シュレディンガー方程式

生年/1985年
出身地/東京
血液型/O型
子供の頃の夢/マラソンの選手(箱根駅伝を見ていた影響ですかね)
愛読書/本はあまり読まない(どちらかというと、研究関連の書物や論文とにらめっこすることが多い)
趣味/ウォーキング・ウェブページ作成
休日の過ごし方/ラジオ聞いたり、ライブコンサートに行ったり
好きなTV番組/料理番組(料理のコツや豆知識を見るのが楽しい)
好きな著名人/日笠陽子さん
好きな食べ物/うどん(よく食べるものとして)

工学部 数学教室 鈴木 敏行 助教

まずは自分で解いてみる。数学は頭だけでなく、体で理解することが大切です。

どこが間違っていたのか、自分で気づくことで理解が深まる

私は、工学部の基礎科目である数学、主に「微分積分学」の講義を担当しています。1年生対象ですので、高校を卒業してすぐの学生が多いことを意識して授業を進めています。

数学は聞いているだけで理解できる科目ではありません。授業でやり方の説明はしますが、考えて答えを導き出すのは皆さん自身です。出題された問題を自分で解くことで、"頭"だけでなく"体"で理解してもらえるように心がけています。

また、授業では宿題として課題を出し、学生に気の済むまで(満点が取れるまで)再提出してよいと指示しています。どこが間違っているのか、自分で気づいて直すことで理解を深められるからです。私としては採点と返却の繰り返しにはなりますが、神奈川大学も「成長支援第一主義」を掲げていますように、学生が自分の答えに納得できるまで、しっかりつき合いたいと思っています。

難解で歯が立たないからこそ、研究に駆り立てられる

私は学生の頃は漠然と、数学科を卒業したら数学の教師になろうと考え、教育実習にも行きました。そんな時、4年生の特論の授業でとても興味深い課題と出会いました。等式の証明でしたが教授から非常にほめられ、さらにその等式に関連した論文には私の名前が掲載されたのです。これはとても名誉なことで、今でも忘れられません。この出来事がきっかけとなって、もっと踏み込んで数学をやってみたいという気持ちが湧き上がり、研究者の道へ進んだのです。

私の研究テーマは「非線形シュレディンガー方程式」という、いわゆる微分方程式の1つで、物理的には量子力学や分散効果の強い波動現象に対して応用されるものです。実数で解く通常の微分方程式と異なり、複素数で考えるところが一番の特徴であり、難解さでもあります。その中でも特異性のある項がついた問題についてあれこれ調べています。数学的に面白い特性がある一方で、従来の計算手法では歯が立たないところが研究を駆り立てる動機になっています。

「役に立つか」にとらわれず、「面白いか」を大切にしよう

大学生活の4年間は、あっという間に過ぎてしまいます。やりたいことが明確に決まっている人は、それに向かって突き進んでほしいと思います。時にはやりたくないことをやらざるを得ない場合もあるでしょうが、信念を曲げずにやり遂げてください。

やりたいことが思いつかない人は、興味のアンテナを広げてみましょう。講義で指示された参考書をパラパラ開いてみるとか、テレビやラジオで取り上げていた話題をインターネットや図書館で調べてみるとか、いつもとは違うプラスアルファの行動を試しにやってみてください。また、趣味からは新たな発見や人とのつながりが生まれてくることも多いので、趣味を持つことをお勧めします。

私たち大学の教員は、自身の研究分野に少しでも関心を持ってほしいと願いながら研究や授業を行っています。本音としては、ぜひとも入学した学科に即したものにも大いに興味を持ってほしいところですが、数学の研究をしていると、「数学って何の役に立つんですか」とよく聞かれます。でも、役に立つことだけが重要でしょうか?見方を変えれば役に立たないことは切り捨てる社会につながりかねませんし、そこにとらわれていると可能性の幅を狭めてしまうでしょう。「役に立つか」ではなく、「面白いか」を大切にして、いろいろなことに挑戦してください。

レターセットとペン
手紙は手書き派。好きな声優さんにファンレターを書くときは、季節や本人のイメージカラーを意識してレターセットを選んでインクの色を変えます。色ペンは課題の採点にも使うので、赤、青、緑色はすぐになくなります

愛用の歩数計アプリ
愛用のiPhoneのアプリで歩数を計測。健康のためにも、時間があるときは1駅2駅……と歩いています