工学部 電気電子情報工学科
張 沢君 助教
Zhang Zejun

研究分野 高性能な光デバイスの開発

出身地/中国・河南省
子供の頃の夢/動物の研究者
尊敬する人/親と教えていただいた先生方
愛読書/歴史書、伝記
趣味/読書、料理
休日の過ごし方/ラジオを聴く、料理する、散歩
好きな映画/「Twilight」「New Moon」「Eclipse」「Breaking Dawn」
好きな音楽/クラシック
好きな食べ物/鶏肉、エビ
好きな国/中国、日本の他に、幼なじみが住んでいるカナダ

工学部 電気電子情報工学科 張 沢君 助教

高性能な光デバイスの開発は、情報化社会の発展で
ますます期待が高まっています。

より遠くに、より速く、より多くの情報を送るための研究

高速で大容量の光通信を実現するための、高性能な光デバイスに関する研究をしています。光通信とは光を利用して情報を伝えることで、身近な例では、自動車が右左折するとき、ウインカーで曲がる方向を伝えますが、これも大きく言えば光通信のひとつです。この場合の伝送媒質は空気で、人間の目が受信するため伝送距離などに限度がありますが、光信号を光ファイバで伝送すれば、より遠くに、より速く、より多くの情報を送ることができます。

近年、情報化社会の発展によって高速・大容量通信への期待は高まり、この分野の研究は盛んに行われています。私も新しい光ファイバの開発や、ファイバを利用した高性能でコンパクトな光デバイスの開発を目指し、計算機を使った数値シミュレーションで、構造の提案や特性の評価といった研究を行っています。

室蘭での留学生活は、とても充実した時間でした

私は2011年の6月に中国の大学を卒業し、9月に北海道の室蘭工業大学の留学生として日本に来ました。2年間の修士課程を経て、博士後期課程を2年間で短期終了し、ポストドクターとして1年間研究を続け、2017年4月に神奈川大学に来ました。

中国の大学院試験も合格していたのですが、やはり外国で学びたいという思いが募り、先輩に紹介された室蘭工業大学の先生にメールで相談したところ、留学生として受け入れてもらえることになりました。室蘭は人口が少なく、ゆったりとしていてとても暮らしやすい土地です。ここで学んだ約6年はこれまでの人生で最も充実した時間でした。中国と日本の両国の教育を受けたことでそれぞれの違いや、いい面も知ることができ、思い切って留学を決めてよかったと思っています。

神奈川大学では、これまで身につけた知識を学生の皆さんに教えながら、自身の研究もさらに深めて、国際会議にも参加したいです。多くのことを学び、日中両国の学術・文化面の友好交流において、微力ながらせいいっぱい貢献したいと考えています。

常にやる気を持って授業にのぞむことが一番大事

現在は、「電気電子情報実験I・II」の授業を受け持っています。2年生対象の電気電子情報に関する実験演習科目で、各種電気計器と電子測定器の使い方や、基礎電子回路や電気電子の測定について習得してもらいます。座学の授業でこれらの理論を勉強しますが、理論結果と実験結果には誤差があるため、演習でなぜ誤差が出るかを探っていくことで、基本理論をより深く理解してもらうことを目指しています。どの分野でも理論は大事ですが、それを応用できる力を養うことが、皆さんの強みになるはずです。

大学の4年間では、まず学科の基礎科目をしっかり勉強し、あわせて専門科目も広く学んでほしいです。自分の大学時代の経験から勉強法についてアドバイスすると、まず授業には常にやる気を持ってのぞんでください。基本的なことですが、先生の話をしっかりと聞き、重要な板書と理解しにくい箇所は必ずメモをとります。授業のあとは、できるだけ早めに復習と宿題をして、分からない部分を整理し、教科書やインターネットで調べたり、先生に質問したりしてきちんと解決しましょう。また、英語力をつけることも必要だと思います。私も高校生のときは英語が苦手でしたが、大学で外国語学部の友人と一緒に映画を見たり、ネイティブの先生に勇気を出して話しかけたりしているうちに英語が話せるようになりました。神奈川大学にはたくさんの留学生や英語を話す先生方がいますので、積極的に交流してください。

修士課程のときに書いた論文
日本に来た当初は日本語があまりできませんでした。修士課程のときに書いた論文は日本語の間違いも多く、指導の先生に丁寧に添削していただきました。すべて大切に保存しています

IEEE Sapporo Sectionの優秀論文賞
博士課程の2年生のときに書いた論文が、電気電子工学の学会であるIEEE Sapporo Sectionの優秀論文賞を受賞しました