工学部 電気電子情報工学科
小松 隆 助手
Komatsu Takashi

研究分野 画像工学

生年/1957年
出身地/横浜
血液型/O型
子供の頃の夢/生物の研究者
愛読書/吉川英治『三国志』
趣味/読書・詰将棋・料理
休日の過ごし方/散歩・読書
好きな映画/「ライムライト」「スティング」「風と共に去りぬ」
好きな音楽/80年代の歌謡曲、英米のPOPS
好きなTV番組/NHKの韓国ドラマとNHK杯将棋トーナメントを毎週見ています
好きな著名人/司馬遼太郎

工学部 電気電子情報工学科 小松 隆 助手

理系・工学系の学生にも国語力は重要。
そのためには、とにかく本を読もう。

画像処理アルゴリズムの研究・開発をしています

皆さん、JPEGやMPEGという用語を聞いたことがあるでしょうか? JPEGは静止画像符号化、MPEGは動画像符号化のことです。昔のディジタルカメラに比べ、最近のカメラは大量の写真を撮ることができますが、それは写真データがJPEGという形で圧縮されているから。そこに使われるのが画像符号化という技術で、JPEGやMPEGの規格が決まる前に、私はその基礎的な研究をしていました。

最近では研究室に配属された卒業研究生と大学院生とともに、画像処理アルゴリズムの研究・開発を行っています。今ではカメラといえばディジタルカメラですが、その内部ではデモザイキングや雑音除去と呼ばれる画像処理が行われています。デモザイキングは、カラー写真を撮るための技術。カメラには色を識別するためのRGBフィルターというものが入っていて、そのフィルターを通さなければ色は撮れないのです。ところが基本的にひとつの画素は一色しか撮れないため、R(赤)のフィルターを通した画素には赤い信号がどれくらいあったかということしかわかりません。そのままでは画像に表示ができないので、その画素のG(緑)、B(青)を補完することをデモザイキングといいます。

一方、雑音除去というのは、暗いところで撮った写真などにみられる画像の荒れをなるべく取り除き、クリアな画像にする処理です。たとえば夜の事故現場などの映像を見ると、ざらざらして見えますよね。あれが雑音で、それを減らせれば映像はきれいになります。信号と雑音というのは少し性質が違うので、その違いが大きくなれば分離しやすくなる。そこで信号と雑音の違いをなるべく大きく出すようにするためのアルゴリズムの開発を目指しているのです。

教科書で学んだ回路も、実際に組んでみると意外に難しいもの

授業科目では「電気電子情報実験A・B」を担当しています。学部2年生で前期・後期に履修する電気電子情報に関する実験実習科目です。本学科に入学して初めて行う電気系の基礎的な実験ですから、まずは電圧計・電流計などの使い方を学んだり、はんだ付けなども行います。授業で学んだ、コンデンサーやコイルなどを使った回路を実際に組んでみて、その特性を調べることが目標のひとつ。教科書ではすっきりと見える回路も、実物を作ろうとすると配線がややこしく、意外と難しいものです。けれど自分の手で回路を作ることで、わかることも多くあります。

また、担当実験項目のひとつに計算機プログラミングの実習を行う実験があります。2週にわたる実験で、C言語・Maxima・Gnuplot・Octaveの実習を行っています。実験用に作成した実習マニュアルの入ったLinuxDVDを学生に配布し実験の際に用いています。このDVDは自宅にパソコンがあれば、自宅でも同様の実習ができるよう工夫しています。

論文は書くだけでなく、読むためにも国語力が必要

私は大学時代から本を読むのが好きで、当時は常に小説を携帯していました。今も本は年間70冊ほど読みますね。本を読むと、まずは漢字がよく読めるようになる。それはとても大事なことです。学生たちにもよく言っているのですが、難しい漢字は書けなくても、少なくとも読めて意味が理解できるようにしておけばいい。今は文章もパソコンなどで書くことがほとんどですから、単語や読みを知っていて、漢字変換したときにそれが間違っていないかどうかわかればいいんじゃないかと思います。自分が書いた文字が間違っていないかどうか、それだけ確認できれば十分です。

また、論文を書くときにはもちろんですが、読むためにも国語力は必要。ですから理学系・工学系の学生の方にもぜひ国語力を付ける努力をしてほしいと思います。そのためには、とにかく多くの本を読むこと。小説・ノンフィクション・評論など、いま面白いと思うもので構いません。大学の4年間は渉猟のチャンスですよ。

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