工学部 電気電子情報工学科
豊嶋 久道 教授
Toyoshima Hisamichi

研究分野 デジタル信号処理

生年月日/1965年9月
血液型/B型
出身地/山口県
趣味/音楽鑑賞、投資、プログラミング
子供の頃の夢/町の電気屋さん
尊敬する人/吉田松陰
愛読書/『金持ち父さん貧乏父さん』
休日の過ごし方/サイクリング(買出し)、ガーデニング(草むしり)
好きな音楽/80年代のロック、ジャズ、フュージョン

工学部 電気電子情報工学科 山口栄雄教授

ハードウェアとソフトウェアの最適化を目指し、
トータル的に最も優れたモノを探り当てる。

せめぎ合いの中、最良の形が生まれる

当研究室では、ハードウェアとソフトウェアの両方をうまく組み合わせて電子機器を動かす、最適化設計問題に適応するためのアルゴリズム、つまり問題解決を導く理論の研究を行っています。すぐに製品の何かに使われるという具体的なものではなく、あくまでも基礎的な分野の研究となります。

私の研究においての“考え方”を、携帯電話を例にとって説明しますと、携帯電話という小さな電子機器は、消費電力を抑えるように作ると、機能する速度が犠牲となってしまいます。しかし、人間が体感して満足でき、ストレスを感じないギリギリのところの速さを重視しなければ実用化にはなりません。ハードウェアは電力を多く消費するので、速さを必要とする箇所だけに用い、それ以外はソフトウェアとして組み立てます。そして、そのバランスの最適化を探っていくことで、現在の携帯電話へと進化してきているのです。しかもコストも考慮したうえで、使い勝手も譲れないところですから、製品というのは、いろんな要素のせめぎ合いの中で成り立っているのです。

金融市場を解き明かす方法論も同じ

現在、当研究室の扱うデジタル信号処理に関する研究テーマは大きく二つ。一つは上記に記したコンピュータのハードウェアを、専門知識なしに設計するための “知的最適化アルゴリズム”であり、もう一つは金融市場に関するテーマとなります。これは、研究の対象は全く異なりますが、最適化という方法論は一緒なのです。学生たちが身近な例として実感しながら研究を進めていくのに適した題材だと思い、数年前から取り組み始めました。株や為替のデータも時間の経過とともに変化し、これをわかりやすく処理するのも、またデジタル信号処理の考え方の一つとなるからです。金融市場の時系列データの動きの解析をして予測可能性を探索する研究、そして金融時系列データを人工的に作り出す人工市場などの研究を行っています。

積み重ねは、いつの日か実を結ぶ

学生達には、マニュアル以外の努力も惜しまないでしてもらいたいのです。たとえ結果が失敗に終わっても、その積み重ねは、いずれ大きな結果となって自分にかえってくることに気づいてもらいたい。努力したことに決して無駄はないのです。常に長期的な視野で、自分自身に投資するという意識の下、自分の力で考え、行動することができるようになってほしいと思います。


大学院生の頃に初めてもらったフリーソフトウェア大賞・フロンティア賞のトロフィー。パソコンのソフトウェアをフリーソフト、シェアウェアとして公開し、当時ではワープロソフトの代わりとして広く一般に利用された、印刷ソフトの開発に対しての受賞


学会で訪れた地の神社のお守りを数年前から集め始めた。日頃はパソコンに囲まれ、研究は最新のことを扱っているが、近頃、由緒ある歴史にふれることに心の安らぎを感じるようになった。お守りを見ると、その場所での時間を個々に思い出す