経済学部 経済学科
品川 俊介 助教
Shinagawa Shunsuke

研究分野 マクロ経済学(特に経済成長理論)

出身地/群馬県前橋市
血液型/AB型
家族構成/妻と長男
子供の頃の夢/大学の先生
尊敬する人/大学の先生方
愛読書/歴史小説
趣味/Jリーグ観戦、史跡巡り
休日の過ごし方/スポーツ(フットサル、サッカー)
好きな音楽/人間椅子、筋肉少女帯

経済学部 経済学科 品川 俊介 助教

マクロ経済学の基礎的な知識や考え方のコツを学ぶことで、
難しそうな経済ニュースも身近な問題として捉えられます。

私たちの暮らしと密接に関係するマクロ経済学

皆さんもご存じの通り、法改正によって2016年6月に選挙権年齢が18歳まで引き下げられ、大学生は選挙に参加することができます。自分の投票行動が社会の動きに反映されるとなれば、候補者の経済政策を見極める力も必要です。各候補者がどのような経済政策を行おうとしているか、反対している人は何を危惧しているのか、それらはしっかりとした経済学の考え方に裏付けられたものなのか、といったことを皆さんは自分なりに考え、評価できるようになってほしいと思います。

現在担当している「マクロ経済学」の講義では、そのために必要なマクロ経済学の知識や考え方を学びます。新聞やテレビ等で見聞きする経済ニュースは、なにやら難解でとっつきにくいと感じている人もいるかもしれませんが、"マクロ経済学の基礎的な知識"と"考え方のコツ"さえわかれば、一見難しそうなニュースであっても、身近な問題として捉え直すことができるでしょう。

また、この授業で扱う内容は、教科書をただ暗記して試験で合格点をとればそれで完結するというものではありません。教室の外にある現実の経済現象、ひいては自分たちの暮らしと密接に関係するものです。学生の皆さんにはその点を意識してもらえるような講義を心がけています。加えて、"経済学の考え方"は学問の枠を超え、人生のさまざまな場面でも物事を考えるうえで有用であることを伝えていきたいと考えています。

経済成長について理論と数学で分析する研究

マクロ経済学の中でも、私は特に「経済成長理論」と呼ばれる分野の研究を行っています。近年、日本の経済は停滞していますが、長いスパンで見れば日本は経済成長の力の恩恵を最も受けてきた国のひとつです。その一方で、人が生きていくのに十分な水や食料もなく、未だ貧困にあえいでいる途上国も少なくありません。このように、"経済成長の力の恩恵を受けることのできた国とできなかった国の違い"や、"日本を含む先進国が今後も経済成長を続けていくためにはどうすればよいか?" といったことを考えるのがこの分野です。このために、先進国の歴史や途上国の現状を調べたり、データを分析したりと、多くの研究者がさまざまな手法でアプローチしていますが、私は経済学の理論と数学を使ってこの問題に取り組んでいます。

難しいテーマにも"背伸び"をして取り組んでみる

高校時代から数学が好きで、大学では数学を使う経済学を専門に選びました。特に、人が無意識に行っている"選択"という行為を数式やグラフに落とし込んで分析し、理論化する「理論経済学」に面白さを感じ、大学生にはやや難解と思われる書物や論文も、一行ずつ、一頁ずつ、時間をかけながら読みすすめていきました。結局、その当時の自分にはよく分からなかったのですが、それらの内容をきちんと理解したいと思ったことが、大学院に進み、研究者の道を歩き始めるきっかけになりました。

皆さんにも、自分には難しいと思うテーマにも、少し"背伸び"をして取り組んでほしいと思います。新しいことへの挑戦の入り口が、"難しいことを勉強している自分"をただ誇らしく感じるような、無邪気なものでもいいように思うのです。そういったモチベーションで勉強ができるのは大学生の特権であり、おそらく最後のチャンスではないでしょうか。そして「理論経済学」は、大学生の そんな"背伸び"に最適な学問分野だと思います。

研究の道に進むきっかけになった本
早稲田大学の恩師、笹倉和幸先生の訳によるH.W.ローレンツ/著『非線形経済動学とカオス』(日本経済評論社)と、洋書のCharles I.Jones/著『Introduction to Economic Growth』。いずれも大学生の頃に読み、現在の研究の道に進むきっかけになった本です

キーパーグローブ
休日はできるだけ時間を作って、フットサルやサッカーでリフレッシュしています。これはゴールキーパーを務める際に愛用しているキーパーグローブです