経済学部 経済学科
酒井 良清 教授
Sakai Yoshikiyo

研究分野 マクロ経済学・金融理論

出身地/福島県いわき市
趣味/水泳
子供の頃の夢/数学者
生年月日/1951年6月18日
血液型/A型
家族構成/既婚、1男2女
好きな映画/「ブレードランナー」
好きな国/スペイン

経済学部 経済学科 酒井良清教授

経済は生き物です。“現実の経済”を
自分の頭で思考・理解・分析してください。

お金の流れは人の体を流れる血液のようなもの

「経済学」というと、少々堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、本来は私たちの生活に非常に密着している学問分野です。そして経済は、日々刻々と変化している生き物。私たち人間と同じです。人間の体の中に様々な問題が起きて病気になるように、経済にも同じようなことが起こり得ます。その原因を調査したり、解決策を研究するのが経済学者。例えるならば、さしあたり医者のようなものかもしれません。

私の専門はマクロ経済学・金融理論ですが、経済学者が医者だとすると、私は血液の研究を専門としている内科医のようなものです。人間の体には血液が流れていますが、体を経済社会に例えるとするなら、お金の流れは、この血液の流れのようなものです。血液の流れがストップすれば、体は動かなくなってしまうので、血液がどういう成分からできていて、どういう役割をしているか、ということから始まり、様々な病状が出たときに、どのような手当てをすれば正常に血液が流れるのか、というようなことを研究しているのです。例えば人の体で血圧が上がることは、経済に置き換えると物価が上がるということに、反対に貧血状態というのは、デフレになって物価が下がる状態に例えられますが、そのようなとき、心臓である日本銀行からの血液の流れをどのように調整すれば良いか、というようなことを調べたりするわけです。

現実の経済を自分の思考で理解・分析する力

本学で担当する講義はまず「経済入門」。文字通り、これから経済学を学んでいく上で基礎となる知識を分かりやすく解説することを目的としています。専門的に経済学を学ぶ前に受講しておくと、経済学がより学びやすくなると思います。

「マクロ経済学」の講義では“現実の経済”を考えるときに、最も役に立つ知識を得られると思います。マクロ経済学とは、一つの国全体の経済活動を記述・分析する学問であり、物価や景気の変動、経済成長、失業といった私たちの生活に密着している話題が分析対象となります。

「金融論」では、金融取引がどのようなものであり、そこで取引される金融商品の特徴、取引が行われる場としての金融市場、さらには市場の安定化と効率性を考慮した金融政策および制度設計といった事柄について学習します。

すべての講義において、分かりやすい講義であることと、内容が現実に即していることを目標とする一方で、理論的なレベルの質を落とさないように工夫しています。受講生の皆さんには、獲得した知識を基にして現実の経済を自分の思考で理解・分析する力を養ってほしいと思っています。

猫の置き物
20年以上前、猫好きな私にと知人がプレゼントしてくれ、ずっと大切にしている猫の置き物。どうやらかなり高価なものらしい

『金融システムの経済学』
金融システムを設計するための手がかりを、理論分析から明らかにしようとする試みを書いた著書『金融システムの経済学』(東洋経済新報社)