経済学部 経済学科
佐藤 孝治 教授
Sato koji

研究分野 地域経済論、地域産業政策、テレワーク、危機管理と震災の影響

生年/1949年
出身地/大分県大分市
趣味/映画・音楽鑑賞、読書、カメラ、長距離ドライブ(北米大陸横断9回)、サイクリングなど
子供の頃の夢/弁護士(もっと小さい頃は天文学者)
尊敬する人/高野岩三郎、大原孫三郎、祖父・佐藤巌
愛読書/大学生の頃は『高野岩三郎伝』(大島清著)、最近は『昭和史』(半藤一利)
休日の過ごし方/ドライブ、サイクリング、写真撮影(CANON EOS20D)、猫たちの相手
家族構成/妻(大学からの親友)、息子
好きな映画/「ドクトルジバコ」「アラビアのロレンス」「恋におちたシェークスピア」、黒沢明作品
好きな音楽/クラシック全般、アンドレアス・フォーレンワイダー、サラ・ブライトマン、ドリカム
好きな国/米国(米国の大学院を卒業して以来、訪米約80回だが、嫌いな面もある。ただし個々の米国人は好印象)

経済学部 経済学科 佐藤孝治 教授

さまざまな物事に対して、自己のアンテナの
感度を研ぎ澄ますことが大切です。

社会の諸問題は他人事ではない

最近、日本の社会にはさまざまな問題が溢れています。人口の少子・高齢化、経済格差の拡大、ワーキングプアの増大、女性の就業に関わる諸問題など数え上げればキリがありませんが、若い世代の皆さんにとって、一番身近な問題は“若年フリーターの増加”ではないでしょうか?

フリーターとは「15〜34歳の若者(学生と主婦はのぞく)のうち、パート・アルバイト及び働く意志がある無職の人」を指しますが、その数はここ10年の間に急増しています。要因としては、新卒就職環境の悪化や求人と求職のミスマッチなど、社会や企業側の体制の問題もありますが、若年層の意識や学力低下も一つの大きな原因です。

「なぜフリーターじゃダメなの?」若い皆さんからは、こんな声も聞こえてきそうですが、先日私はある県立高校で<格差社会と若者たちの将来〜フリーターの何が問題か>というテーマで出張講義をしました。正社員とフリーターの生涯賃金や年金受取額の比較、所得階層別に見た有配偶率など、たくさんの資料をもとにフリーターの赤裸々な実態を話したのですが、高校生たちは少なからずショックを受けたようでした。

大学で担当している“社会政策”の講義では、こういった社会の問題に学生たちが興味を持てるよう「ガイアの夜明け」や「クローズアップ現代」などのTV番組を自分で編集し、教材として学生に視聴させています。教科書や資料を読むだけでなくビジュアル的に見せることにより、今まさに現実に起きているさまざまな問題が決して他人事ではなく、明日の自分の生活に直接ふりかかってくること、つまり「高齢者の現在は若者の明日の姿」であることを知ってもらいたいのです。

テレワークとワーク・ライフ・バランス

最近の主な研究のテーマは“テレワーク”。国の推進フォーラムの調査研究部会・部会長代理として、テレワークを普及させるための政策やワーク・ライフ・バランスのあり方などを研究しています。テレワークとは、ITを活用して場所や時間にとらわれない柔軟な働き方をする、ということですが、これが普及することにより、交通量の削減と混雑緩和、地球環境負荷の削減、女性・高齢者・障害者などの就業促進、大都市の防災性の向上など社会的にもさまざまな効果が期待されます。一方、テレワークにより個人の生活と仕事を上手に調和させ、どちらも充実させるという、ワーク・ライフ・バランスを実現することにもなるわけです。

このように社会はさまざまな問題を抱えながら、めまぐるしく変化しています。その社会に出る一歩前の大学では、自ら考える習慣を付け、コミュニケーション能力や自己表現能力を形成することが大切です。そのために求められるのは、物事に対する自己のアンテナを研ぎ澄ますこと。就職のマニュアル本をただ読むだけではなく、たくさんのものを見て、感じて、そして考えてください。

時間があれば富士山まで走って絶景を撮影する
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19歳で他界した愛猫ミャオ
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