経済学部 現代ビジネス学科
岡村 勝義 教授
Okamura Katsuyoshi

研究分野 会計学(財務会計、非営利会計)

出身地/新潟県
趣味/ドライブ、音楽鑑賞(オペラや演奏会)
子供の頃の夢/発明家
休日の過ごし方/時に、ドライブ・散策
血液型/A型
好きな音楽/クラシック
好きなTV番組/ニュース

経済学部 現代ビジネス学科 岡村勝義教授

学生時代はいろいろな経験ができるチャンス!
「百聞なくして一見の価値はなし」です。

経済を円滑に動かすために、会計の基本を学ぶことは大切

「財務会計論」、「連結会計論」、「基礎簿記」、「基礎会計」など、会計学関係の科目を担当しています。家庭を含めて、どのような組織でも会計が使われています。家庭では「家計簿」があるように、企業には「会計帳簿」があります。企業の会計帳簿は今やパソコンで作られますが、そこには500年以上も前に完成した簿記の原理が使われます。「基礎簿記」、「基礎会計」ではこの簿記原理が取り上げられます。

会計帳簿から企業の成績表である会計報告書が作られ、株主などの投資家に情報として提供されますが、投資家は会計報告書を使って、どの企業に投資するかを決めていきます。ですから、その情報が会計基準に従った信頼できるものでなければ、投資家は安心して使えません。嘘やデタラメな情報では投資しようとする人はいなくなりますから、経済も円滑に動かなくなります。最近では、地方公共団体やNPOなどでも企業会計手法を取り入れるようになりましたから、会計はますます重要度を増しています。

「財務会計論」、「連結会計論」では、会計情報の社会的重要性や、どのような会計情報を、どのように作り、どのように提供していくかを取り上げています。基礎がしっかりできていないと、応用が利かずに社会の仕組みも見えてきません。例えば、車は実際に乗ることで楽しさを実感することができますが、構造も理解していないと、何かあった時に困ってしまいますし、本当に良い車かどうか、正当な評価ができません。これは会計にも当てはまりますから、「基礎簿記」と「基礎会計」では会計の土台となる簿記や会計の基本的なところがきちんと理解できるように、分かりやすい授業を心がけています。

また、夏には他大学のゼミナールと合同ゼミ合宿を行っています。他の大学の学生との情報交換やディベートでお互いに良い刺激を与え合っているようです。

そして、私自身の研究領域は、財務会計と非営利会計です。財務会計領域では、近年、多くの会計基準が作られてきていますが、その大きな狙いは、国際会計の基準に日本の会計基準を合わせることにあります。大きな変化が起こっている時こそ、会計の基礎的な概念の研究が必要となります。そのような基礎概念を研究しているわけです。非営利会計の領域でも、現在大きな変化が起こっており、非営利会計のあり方などを研究しています。

さまざまなことに関心を持って学ぼう

「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、「百聞なくして一見の価値はなし」だと私は思います。いろいろな知識や情報が身に付いていればこそ、“一見”した時に深く理解できるのではないでしょうか。百聞がなければ、一見しただけでは気づかないこともたくさんある。つまり、いろいろなことに関心を持つことで、物事をさまざまな角度から考えられるようになるのです。

物事との出会いのきっかけも時間もたくさんある学生時代は、“百聞”も“一見”もできる最大のチャンスです。大学の4年間でたくさんの事を見たり聞いたりして、さまざまな経験を積んでください。海外などに行ってみるのも良いでしょう。

授業で学んだ知識だけで満足しないで、それをきっかけにして社会で起きているいろいろな出来事や問題に対して関心を持って学んでいく姿勢を作ってほしいと願っています。

愛用の万年筆
愛用の万年筆。30数年前、結婚をする時に妻から贈られたもの。1本は私に、もう1本は私の父に贈ってくれたものだが、今は父の分も受け継いで私が使用している。ワープロが普及する前は、この万年筆でたくさんの論文を書いた

著書『基礎から学ぶ財務会計』
著書『基礎から学ぶ財務会計』(中央経済社、2007年)。「簿記」は得意だったが「会計学」を学ぶことで会計嫌いになったという人のために、会計学の基本的な考え方やおもしろさを分かりやすくまとめた一冊